1昨日から時雨第2波が始まった。昨朝に続き今朝も、時々5㎜程の大きさの霰混じりの雨が降った。
庭にうっすらと積もった霰
幸いにも先週末は未だ暖かく、オオハクチョウはいるかなと、久しぶりに富山県の田尻池や石畑池の様子を見に行ったが、未だ渡来していないのか、餌場に出かけたのか、残念ながらその姿を見ることはできなかった。
田尻池ではいつものように多くのオナガガモがいたが、古洞の森の池ではカモ類の数も少なかった。
田尻池のオナガガモ
気持ちを切り替えて、富山県中央植物園の南池と北池に寄ってみた。
北池にはコガモが多く、ホシハジロ、ハシビロガモやカルガモもいた。
陸に上がって休むコガモ
ホシハジロ
ハシビロガモ
なぜかマガモは少なかったが、ふと、カルガモの近くに居る、何か変わった感じのマガモかなと思われる鳥が目に付いた。
嘴がカルガモのようなマガモ?
体はマガモのオスのように見えるが、茶色っぽさが強く、嘴も顔も黒っぽく、嘴はカルガモのようにかんじる。先半分位が黄色く、マガモのオスの感じを残している。
体だけがやや色が濃いマガモ?
顔や頭もマガモのような鮮やかな緑ではない。緑は側頭部から後頭部に少し見られるだけである。マガモのエクリプスかな、カルガモとの交雑かなと思いながら南池に回ってみた。
驚いたことに南池はマガモの大群で埋まっていた。
南池を埋めるマガモ
かなり気を付けて観察してみたが、若鳥かな、交雑種かなと思われる個体は見当たらなかった。
マガモ
再び北池に戻って、このような個体を2羽見つけた。
マガモ?
マガモ
家に帰って調べてみると、日本ではマガモのエクリプスが見られることは少ないことが分かった。それでは交雑種かなと思って調べていると、
koumisuzumeさんの2016年3月17日のgoo blog「カモの交雑 カルガモXマガモ」の記事に行き当った。詳しく解説されていて納得した。私が見たのは、交雑種のオスであった。koumisuzumeさんに感謝したい。
それにしても、交雑種のマガモがマガモ本体の群れに入れず、カルガモなどと一緒に居るのは、マガモに差別されているのではないかと、ある意味、可哀そうでもあるが、マガモが交雑種を区別しているのかなと面白く思った。