11月に入ったら昼間の気温も下がり涼しくなるだろうと思っていたが、昨日から今朝にかけて小雨混じりの強い南風が吹き、昨日の昼間は28℃まで上昇した。今日は県民冬の楽しみの味覚ズワイガニの解禁水揚げ日の予定であったが強風のため漁船が出港できず、今朝の新聞折り込み広告にはズワイガニ初入荷という宣伝が躍っているものの楽しみは2日程お預けになりそうである。そうはいいながら散歩道では秋の生き物が見られるようになった。
ミゾソバが咲く湿地ではアオジが群れを成して餌を探していた。
ミゾソバ
アオジ
近づくと、ミゾソバの中から急に飛び出して来、近くの笹薮などに逃げる。
笹薮や雑木のアオジ
電線にはホオジロが止まり囀り方の練習をしていた。
電線に止まり囀り始めたホオジロ
春までには「一筆啓上、仕り候」と囀ることができるようになるであろう。
散歩道ではモンキチョウのペアが追っかけっこをしながら晩秋の温かさを満喫していた。
路上を飛ぶモンキチョウのペア
このペアは越冬するのかもしれない。
小さな水辺では、11月だというのにオオアオイトトンボが産卵行動をしていた。
オオアオイトトンボのペア
ここでは産卵はアカメモチの枝に行われており、ダメージを受けた木はだんだん枯れているようである。
アカメモチの若い枝に止まるオオアオイトトンボ
そのうち産卵場所が無くなるのではと心配している。
散歩道にはモズも出て来、甲高い声でその存在を知らせていた。
葉の落ちた枝に止まるモズ
特徴のある鳴き声に気付き枝を探したところ、枯枝の上を移動したり突っついたりするアカゲラを見つけた。
自在に木の幹を移動しながら餌を探すアカゲラ
忙しく虫などを探していたようであるがそのうち飛び去った。
午後、柴山潟周辺を見てみたが、ハシビロガモが来ているだけで大分部のカモは未だのようであった。
大聖寺川面のハシビロガモ
湖面に黒い鳥影が見えたがオオバンであった。
柴山潟のオオバンの群れ
晩秋の涼しさはいまだ来ず、カモ達の到着も遅れているようである。