
救出・復旧できるのか?
「はやぶさ」は高利得アンテナの軸(Z軸)まわりの回転に落ち着くように設計されていた。
いつかは太陽電池に光が当たってアンテナが地球に向く。
通信途絶で一番怖いのは年度末だった。チームの認識は地球帰還で一致しているが、復旧の可能性を訴えないと予算が切られてチームを維持できなくなる。
太陽電池に光が当たってアンテナが地球に向く確率は、6割7割と計算出来た。経営陣に可能性を示して1年間は延長出来た。通信は復旧しても「はやぶさ」が復旧出来るかは不明であった。
チームの志気を維持するため、検討会の数を増やした。復旧の可能性を有ることをアピールした。チーム外に向けてもプロジェクトが続いていることを印象付けた。

通信可能な時間が短くても必要な指令が「はやぶさ」が受け取れるようにコマンドを作り広い周波数で順次臼田局から送った。なぜなら
通信周波数の元となる水晶振動子は、温度特性があり正常な状態ならヒータで定温に保っているけど、一度電源の落ちた「はやぶさ」では冷え切っているため周波数が分からない。


幸運な事に46日で「はやぶさ」から返信が有った。10個の指令を「はやぶさ」が受け取り正常に処理した結果です。

行方不明になってから、信心深くなった。飛不動尊(東京入谷)に行って木札を貰って運用室に飾った。
「はやぶさ」の頭脳に助けられた。イオンエンジンの運用も同じ。

1ビット通信は可能となった。姿勢制御するための現状の把握が出来た。

中和器からキセノンガスを噴出して姿勢を安定させた。
さらに、太陽輻射圧を利用した姿勢制御を組み合わせてキセノンの消費量を抑えた。

2009年11月に、4台のイオンエンジンが全部寿命を迎えた。バイパスダイオードが入っている事は、11月に知った。

唯一正常なA中和器の無事を祈るために中和神社に行った。いつも閉まっている神社なので、アポイントメントを取って東京から行った
道中の安全を守る神社だった。自分がちゃんと仕事したかを再確認できた。
イトカワから微粒子 はやぶさ7年の旅5に続く
はやぶさ7年の旅3に戻る
投稿が終わってgooブログを覗いたら、JAXAから「イトカワ由来の微粒子と判明」が発表されてました。正常離着陸のA室でこれなら、バウンドしたB室ならもっと有るはず。へらも大量生産(笑)してかき出せ。
「はやぶさ」は高利得アンテナの軸(Z軸)まわりの回転に落ち着くように設計されていた。
いつかは太陽電池に光が当たってアンテナが地球に向く。
通信途絶で一番怖いのは年度末だった。チームの認識は地球帰還で一致しているが、復旧の可能性を訴えないと予算が切られてチームを維持できなくなる。
太陽電池に光が当たってアンテナが地球に向く確率は、6割7割と計算出来た。経営陣に可能性を示して1年間は延長出来た。通信は復旧しても「はやぶさ」が復旧出来るかは不明であった。
チームの志気を維持するため、検討会の数を増やした。復旧の可能性を有ることをアピールした。チーム外に向けてもプロジェクトが続いていることを印象付けた。

通信可能な時間が短くても必要な指令が「はやぶさ」が受け取れるようにコマンドを作り広い周波数で順次臼田局から送った。なぜなら
通信周波数の元となる水晶振動子は、温度特性があり正常な状態ならヒータで定温に保っているけど、一度電源の落ちた「はやぶさ」では冷え切っているため周波数が分からない。


幸運な事に46日で「はやぶさ」から返信が有った。10個の指令を「はやぶさ」が受け取り正常に処理した結果です。

行方不明になってから、信心深くなった。飛不動尊(東京入谷)に行って木札を貰って運用室に飾った。
「はやぶさ」の頭脳に助けられた。イオンエンジンの運用も同じ。

1ビット通信は可能となった。姿勢制御するための現状の把握が出来た。

中和器からキセノンガスを噴出して姿勢を安定させた。
さらに、太陽輻射圧を利用した姿勢制御を組み合わせてキセノンの消費量を抑えた。

2009年11月に、4台のイオンエンジンが全部寿命を迎えた。バイパスダイオードが入っている事は、11月に知った。

唯一正常なA中和器の無事を祈るために中和神社に行った。いつも閉まっている神社なので、アポイントメントを取って東京から行った
道中の安全を守る神社だった。自分がちゃんと仕事したかを再確認できた。
イトカワから微粒子 はやぶさ7年の旅5に続く
はやぶさ7年の旅3に戻る
投稿が終わってgooブログを覗いたら、JAXAから「イトカワ由来の微粒子と判明」が発表されてました。正常離着陸のA室でこれなら、バウンドしたB室ならもっと有るはず。へらも大量生産(笑)してかき出せ。
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