日本語にない表現の方法 過去分詞 1 現在完了形という時制
前回は「現在分詞」というのと「動名詞」というのを習いました。今回は「過去分詞」です。これは、まず、分詞と名前がついているのだから形容詞だというのはわかりますね。
分詞は不定詞の別の形で、人や物をもっと詳しく表したのです。
sleeping dog とか
dog sleeping over there
とかがその例です。
さて、過去分詞の実例を出しますね。
1. He has gone to Japan.
2. We have known each other for ten years.
3. I have already finished my homework.
4. I have been to Osaka
1. は 彼は日本に行ってしまった(今ここにいない)という感じで、
今の状態を中心において「行ってしまって今いない」と言っています。.
今彼がここにいない、という雰囲気のほうが優先された表現です。今までいたのに、これまで存在感の余韻が残っているような場合だね。
今彼は戻ってきているのなら そのまま過去形で He went to Japan.と言えばいいわけです。
2. は オレたちは10年前からの知り合いだ、と言ってやっぱり今を中心に今もつきあっている。過去に出会ってこれまでも時々かしょっちゅう会ってきた、という意味合いです。
3. は もう宿題は終えて、今は違うことをしてるんだけど、もう宿題は
終わったの? と聞かれたから、「もう終わったよ。今は別のこと
をしているよ」と今の状態を言っているんだ。
4. は 大阪へ行ったことがある、と「私の過去から今までの中で大阪へ
行ったことがある」と言っている。「ああ、あそこへ行ったことが
ある」という場合、その場所の思い出や風景が現在の脳に浮かんでいるはずです。これも過去のことが現在の心に浮かぶことを中心に言っています。
ぼんやりと共通点がわかりますか。
今を中心にして過去からのことを言っていますね。
gone とか known とか finished とか been というのは
過去分詞と呼ばれています。これが
助動詞 have +過去分詞
で表現されると、過去から現在までの時間を頭において、現在と中心に
「やったところだ、、行ったことがある、 前から知っている、してしまった」と言う風な意味合いになります。
日本語にはないのです。
日本語では「もう ~~した?」と「もう」や、「まだ」や「これまでに」
「すでに」 「前から」 という副詞をつけるだけだからこの点は簡単です。。
どうしてこんな風に時間感覚というか時間的な印象感覚に関して表現が違うのでしょう。英語だって、
Did you ever go to Japan? でよさそうなものですが。わざわざ、
Have you ever been to Japan? と言います。
時間というのには記憶や思い出があります。また時間は過去から現在、未来へと流れています。その時間にはあることが起こり、そのことが今の自分にどうなっているか、という心の状態が起こるはずです。
英語はその時間の幅のようなことにはこだわるのです。「今」という状態の微細な感覚にこだわるのです。日本人にはない英語圏の人々の独特の意識です。
こういうことがあるから 動詞(不定詞)も 現在形、過去系、過去分詞とおぼえなくてはいけないのです。
次はこの過去分詞の別の使い方を説明します。おもしろいことがわかります。
前回は「現在分詞」というのと「動名詞」というのを習いました。今回は「過去分詞」です。これは、まず、分詞と名前がついているのだから形容詞だというのはわかりますね。
分詞は不定詞の別の形で、人や物をもっと詳しく表したのです。
sleeping dog とか
dog sleeping over there
とかがその例です。
さて、過去分詞の実例を出しますね。
1. He has gone to Japan.
2. We have known each other for ten years.
3. I have already finished my homework.
4. I have been to Osaka
1. は 彼は日本に行ってしまった(今ここにいない)という感じで、
今の状態を中心において「行ってしまって今いない」と言っています。.
今彼がここにいない、という雰囲気のほうが優先された表現です。今までいたのに、これまで存在感の余韻が残っているような場合だね。
今彼は戻ってきているのなら そのまま過去形で He went to Japan.と言えばいいわけです。
2. は オレたちは10年前からの知り合いだ、と言ってやっぱり今を中心に今もつきあっている。過去に出会ってこれまでも時々かしょっちゅう会ってきた、という意味合いです。
3. は もう宿題は終えて、今は違うことをしてるんだけど、もう宿題は
終わったの? と聞かれたから、「もう終わったよ。今は別のこと
をしているよ」と今の状態を言っているんだ。
4. は 大阪へ行ったことがある、と「私の過去から今までの中で大阪へ
行ったことがある」と言っている。「ああ、あそこへ行ったことが
ある」という場合、その場所の思い出や風景が現在の脳に浮かんでいるはずです。これも過去のことが現在の心に浮かぶことを中心に言っています。
ぼんやりと共通点がわかりますか。
今を中心にして過去からのことを言っていますね。
gone とか known とか finished とか been というのは
過去分詞と呼ばれています。これが
助動詞 have +過去分詞
で表現されると、過去から現在までの時間を頭において、現在と中心に
「やったところだ、、行ったことがある、 前から知っている、してしまった」と言う風な意味合いになります。
日本語にはないのです。
日本語では「もう ~~した?」と「もう」や、「まだ」や「これまでに」
「すでに」 「前から」 という副詞をつけるだけだからこの点は簡単です。。
どうしてこんな風に時間感覚というか時間的な印象感覚に関して表現が違うのでしょう。英語だって、
Did you ever go to Japan? でよさそうなものですが。わざわざ、
Have you ever been to Japan? と言います。
時間というのには記憶や思い出があります。また時間は過去から現在、未来へと流れています。その時間にはあることが起こり、そのことが今の自分にどうなっているか、という心の状態が起こるはずです。
英語はその時間の幅のようなことにはこだわるのです。「今」という状態の微細な感覚にこだわるのです。日本人にはない英語圏の人々の独特の意識です。
こういうことがあるから 動詞(不定詞)も 現在形、過去系、過去分詞とおぼえなくてはいけないのです。
次はこの過去分詞の別の使い方を説明します。おもしろいことがわかります。