≪肩が抜けた:肩関節の脱臼(だっきゅう)≫という症状に関して、成人と子どもとの違い・同じように注意する点などについて、ご記憶ください。
2017年08月06日 08時24分27秒
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★肩が抜ける!
ということは、本当に大変なことだということを
まずはご記憶ください★
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成人(大人という意味だが、この場合は高校生以上を指します)であれば
肩関節脱臼(かたかんせつだっきゅうと読みます。
一般的に言う肩が抜けた!という症状)
の原因は
色々ありますが
他人から腕を引っ張られるような現象で
肩が脱臼することは
実は極めて少ないのです。
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この写真の様に
手のひらを咄嗟(とっさ)に
地面に強くつくような動きでも
脱臼しやすい(イラストは両腕ですが
実際には片腕でつくと脱臼しやすい)のです。
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脳と脊髄が、緊急に出してしまう
危ない!!!
という信号によって
反射的
(自分の意思・気持ちとは無関係に身体が反応してしまう行動)に
自分の筋力、特に胸や肩、腕の筋肉が
無駄に高い筋力を出してしまうことで
脱臼してしまうのです。
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10歳未満のお子さんは
大人に急激に強く腕を引かれることでも
肩が脱臼することがあります。
数は少ないですが
この様な原因で肩が脱臼してしまうお子さんは
毎年、確実に存在します。
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◆◆肩の脱臼の場合
肘(ヒジ)の脱臼
(10歳未満のお子さんの場合、肘内障(ちゅうないしょう)という症状)
とは、全く意味が違います。
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肩の脱臼の場合、治療の不備・対応の遅れなどで
後遺症が残る確率が
一気に上がります。
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10歳未満のお子さんの肘(ヒジ)が抜ける
肘内障(ちゅうないしょう)という傷病は
後遺症は残りません。
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▲▲肩の脱臼の場合
周囲の筋肉や靭帯・腱
(どちらもヒモの様なモノでコラーゲンで出来ている)
関節の袋
(関節包=かんせつほうと読みます。関節にはフクロがあるのです)
に傷が付きます。
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条件によっては、骨の一部にも傷が付きます。
傷の大きさや数には差が出ますが
傷が付くか?
傷が付かないか?
の、2者択一の確率で言ったら
ほぼ100%の確立で傷が付きます。
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10歳未満のお子さんであっても同じです。
傷の大きさや数には差が出ますが
肩の脱臼に、大人と子供の区分はあまりありません。
傷は、必ずつきます。
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脱臼を整復(せいふく:元の形に戻す技術)
したら・・・
ハイ!終わり!!治ったよ~!!!♪
ではないのです。
ここに大人と子供の差はありません。
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この後の対応で
その時は何でもなさそうでも
アフターケアとして
『いつでも、おかしい時は相談して下さい』
というように
対応の方法を示しているか?
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対応の仕方によって、将来に大きな差が出ます。
これは大げさに言っているのではありません。
幼少時の負傷が
将来に、大きな影響を及ぼしている可能性が
どなたにもあるのです。
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▲▲▲一般的に診療・治療と呼ばれている行為は
柔道整復師が行なう分野としては
療養行為というものとして
国家が定めています。
ここでは、一般の方々に分かりやすいように
治療・診療という言葉も使用します
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