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広州でのなんでもない日常を役に立たない情報とともに。

心の修業

2012年07月05日 | 中国
今回のルートは、

「福岡-上海-香港-深セン」です。

福岡でのチェックイン時、上海で入国が必要になるという思いがけない
お知らせを受け、トランジットに1時間半しか時間が無い私は軽く狼狽。

うまく乗り換え出来るかしらという不安を抱えながら搭乗したのですが、
案の定、上海に着陸後、行けども行けども建物に近づく気配を見せない飛行機。
逆に「どこに行くの?また飛ぶの?」の勢いで建物から離れていきます。
そしてまさかのお迎えバスが来るという村はずれの駐機場みたいな所に
停まりました。

タラップを降りると目の前には2010年の上海万博時にお化粧されたであろう
飛行機が停まっています。今は2012年です。いつまで余韻を楽しむつもり
なのだろうか等と考えていたところに・・・やっぱりバスはやって来ません。

すでに次の飛行機が飛ぶ時間まで後1時間となっております。
でも、心を揺らしてはいけません。

次の飛行機まで50分という時にようやくバス到着。なんとか入国審査場
近くまで来ました。でも、やっぱりなんか違います。長年の勘が雰囲気を
とらえました。どうも入国審査は必要ないようです。パスポートとボーディング
カードを見せたらあっちだと人気の無いほうをさされます。とりあえず
心を揺らさず言われた通りに進みます。正解でした。

搭乗開始時刻も迫ってきていたので、ボーディングカードに書かれた
搭乗口に向かって一心不乱に歩を進めます。こんな時に限って一番端っこです。
汗をかきながら10分の時間を要して到着しました。が、誰もいません。

ん?

あ?

ノー!!!!

搭乗口が変更になっておりました。しかも今来た道を完全に逆戻りです。
飛行機に搭乗した時には軽くマラソンした勢いぐらい汗まみれになり
上がった息が戻らずぜーぜー言っております。しかもこんな時に限って
隣が日本の人でちょいちょい横目見てきます。

・・・心を揺らしてはいけない。

深センに着いたら着いたでタクシーの運ちゃんが住所を言っても知りません。
なんでそんなホテルに泊まるんだ!?と逆に文句を言ってきます。
それに確かに私はか弱くはないけど、20キロの荷物をトランクの中に
入れるのも手伝ってはくれません。

ホテルの部屋にやっと入れたと思ったら窓が10センチくらい開いています。
閉まりません。フロントに部屋を変えてくれと言ったら「まったくも~そのぐらいで~」
みたいな軽快な笑いとともに言われます。



シャワーを浴びました。水が流れません。
ちなみにこのホテル2012年に開業したばかりです。

「心を揺らしてはいけない」
中国に来ると心の修業が出来て私は好きです。





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2 コメント

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Unknown (さぶ)
2012-07-21 03:47:41
どMめ~
大爆笑しちゃったよ。
今回は順調にホテルまで行ったとばかり思ってました。一筋縄ではいかないのが中国だね。
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そうなの (gicho)
2012-07-23 11:40:54
常に用意周到、準備万端が私のポリシーなので
こういうことは心臓に悪いのですが、それでもね、こういうドキドキ感はたまらんのです。
返信する

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