また台風が接近する中、週間予報を頼りに北陸山行・四山に出掛けました。
4:00に昭島を出発、中央道-安房峠-飛騨高山市を経由してモンデウス飛騨位山スキー場に到着。
【10/14、巨石群登山道-位山-川上岳-往路下山-東海北陸道-医王山へ】
スキー場から砂利道のダナ平林道を走って8:30に位山巨石群登山口に到着。
登山口には先行車が一台、登山準備後に飛騨一宮水無神社に立寄って安全祈願。
今日は高低差350mながら位山から川上岳の往復縦走で、7時間の予定です。
登山届けを記載し、8:45に登山口-1410mを出発。
位山巨石群登山道は、明らかに人の手が加えられた巨石が、山腹から山頂にかけて散在し、
世界中に広がる巨石文化遺跡のひとつといわれています。
次々と現れる巨石の間にある登山道を登っていきます。
知る人ぞ知る世界最高のパワースポットとのことで、パワーを浴びたいですね。
大岩の間には木道と階段が整備されています。
これは歩きにくい丸太道でした。
9:05に天の岩戸に到達。周囲にロープが張られていて一周してみました。
先行車のお二人でしょうか、散歩姿の観光客でここを目的に訪れるようです。
9:10に分岐点を通過。右折して山頂に向います。
樹林帯の平坦な山頂エリアです。
川上岳への縦走路分岐を直進して位山頂上に立寄ります。
9:15に200名山・位山-1529mに到着。登山口から30分の近さです。
位山(くらいやま)は、飛騨高地の中央に位置する岐阜県高山市の標高1,529mの山。飛騨北部と
南部の境界であり宮川と飛騨川の分水界である位山分水嶺の山。飛騨一宮水無神社の神体である。
日本二百名山のひとつであり、山域は岐阜県の「位山舟山県立自然公園」に指定されている。
位山の名前の由来について、朝廷に位山のイチイを笏の材料として献上した際、この木が一位の官位を
賜ったことから木はイチイ、山は位山と呼ばれるようになったという説があり、現在でも天皇即位に際して
位山のイチイの笏が献上されている。古来より霊山とし崇められている。
新古今和歌集で源通親(土御門内大臣)が、「位山あとをたづねてのぼれども子を思ふ道になほ迷ひぬる」
と詠んでいる。天孫降臨、天の岩戸、両面宿儺などの伝説のある山である。
山頂は樹林帯で展望無し。9:20に川上岳への縦走路へと進みます。
高低差100m程のアップダウンが続く樹林帯の稜線です。
片道7.4kmとあり、往復14.8kmと思うと少し急ぎ足になります。
目的の川上岳方面には低い雲が掛かっています。
天空遊歩道と呼ばれていますが、視界の悪さにガッカリでした。
10:40に縦走路の中間点を過ぎました。
いきなり前方に大型動物が現れました。クマと思いきや大型のイノシシのようです。
一瞬、睨み合いになりましたが尻を向けて走り去りました。撮影できずに残念??
図体の大きさからクマだったかとも思い、以後は熊鈴を出して歩きます。
11:00に宮大イチイへの分岐点を通過。
樹林帯の緩やかな登りの先に笹原が開けて、11:20に300名山・川上岳-1626mに到着。
川上岳(かおれだけ)は、岐阜県下呂市と高山市にまたがる標高1,626mの山。
日本三百名山に選定されている。岐阜県の中央部では最も高く、山頂には、背の高い木が生えておらず、
御嶽山や、乗鞍岳、穂高岳、槍ヶ岳、笠ヶ岳、薬師岳といった北アルプスの山々や、白山など、
360度の展望が得られる。位山、川上岳、船山を合わせて位山三山と呼ばれている。
山頂には三組10名の登山者がいて、山之口登山口から登ったようです。
気持ち良い尾根筋を見渡すと、展望は抜群の山之口コースですね。
白山方面は低い雲に覆われて展望なし。
位山からのコースは樹木が多くて展望悪し。
展望今一の山頂で昼食後、11:45に川上岳を下山。
川上岳の女神が位山に通ったという「天空遊歩道」を戻ります。
帰路でも藪を走り去る獣の音がしました。やはりイノシシでしょうか。
帰路のアップダウンの方が疲れる縦走路でした。
モヤっとした川上岳を振り返ります。
御嶽山方面は雲の中、山間に集落が見えます。
二つのアップダウン先に位山山頂を展望。
川上岳から歩いた方が笹尾根の見所があるようです。
最後の緩やかな登りになりました。
13:50に位山山頂に到着。往復4.5時間の縦走でした。
山頂を通り過ぎ、6分程下って天の泉に立寄りました。
立派な水場で一口頂きます。トイレとベンチもありました。
乗鞍岳眺望ポイントと御嶽眺望ポイントを通過。
天の岩戸に御参りして下山します。
下山道を降ると20名程の団体登山さんが降りていました。
位山巨石群登山道は人気があるようです。
巨石群の間を降りていきます。
14:30に飛騨一宮水無神社に帰着。パワースポットの恩恵はあったのか、
その後の四国遠征では連日快晴の山行となりました。
団体さんの自家用車でしょうか、六台駐車しています。
手早くザック類を片付けて14:40に登山口を出発。
高低差350m、天空遊歩道往復縦走で5時間の山旅でした。
狭いダナ平林道で自家用車二台とすれ違い。巨石群のパワースポット目当てのようです。
15:00にモンデウス飛騨位山スキー場に出てほっとしました。
白く輝く見事なすすき野を撮影。
ここから高山市-東海北陸道-福光ICを走行して次の300名山・奥医王山に向かいます。
【10/14、位山登山口-東海北陸道-福光IC-夕霧峠-奥医王山-往路下山-人形山登山口泊り】
対面走行で渋滞した東海北陸道を走って快晴のイオックス・アローザスキー場に到着。
ここからゲレンデ横の林道を登り詰めて、16:50に夕霧峠に到着。
夕霧峠にあるトイレ付き展望台です。
夕闇迫る登山口に駐車して急ぎ登山支度。
ここは高低差100m、1時間のハイキングになります。
17:00に登山口-850mを出発。
288段の浄土坂を登り、17:05に見返りの大杉に到着。
金沢方面に沈む夕日を撮影。日没まで待っていられませんので山頂に急ぎます。
17:10に神秘的な龍神池を通過。
休憩ポイントを通過。この時間ですが二名の観光客とすれ違いました。
小さなアップダウンを越えて、17:20に300名山・奥医王山-939mに到着。
医王山(いおうぜん)は、石川県金沢市と富山県南砺市にまたがる標高939mの山塊である。
白兀山、奥医王山及び前医王山などの山塊の総称で、最高点の奥医王山には一等三角点が設置されている。
日本三百名山及び新・花の百名山に選定されている。
722年-当時の元正天皇が大病にかかり、泰澄大師がこの山の薬草を献上したところ快癒された。
帝は大いに喜ばれ、泰澄に神融法師の称号を賜わり、山には医王山と命名されたという。
薬草が多く、薬師如来(大医王仏)が祭られたことが山名の由来とする説もある。
樹林帯の山頂には、鉄骨で組まれた展望台があります。
展望台から金沢方面の日本海を展望。日没は終わっていました。
これから向う人形山方面は霞んで展望無し。
見下ろした山頂の広場です。
17:25に暗くなりだした登山道を戻ります。
ひっそりとした休憩所を通過。
見返りの大杉から砺波平野の福光市街が見えます。
17:45に登山口に帰着。高低差100m、45分の300名山でした。
そのまま向かいの展望台に上がります。
夕霧峠展望台から日本海の夕景をしばし撮影。
夕景狙いのカメラマンが二名いて三脚を立てて撮影中でした。
18:00に夕霧峠を出発。ここから峠越えで60km先の南砺市下出にある五筒山温泉前を通過。
真っ暗な高成線林道を登り詰めて20:00に人形山の中根平登山口-830mに到着。
今日は200/300名山を三つ登れた効率の良い山旅でした。
無人の駐車場にある東屋で夕食を摂り、22:00に就寝。
明日は台風接近前に300名山・人形山に登って帰ります。
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