地中海最初の寄港地はギリシャ・ミコノス島。
【6/7、ミコノス島寄港-ディロス島観光-ミコノス・タウン観光-出港】
日の出を撮影しながらミコノス島到着を待ちます。
最高の日の出でしたが、船がミコノス島に寄港するため途中で島影に隠れました。
その結果、島の上空から二度目の日の出を見られました。
朝日を浴びるミコノス島の白い家々。
6:30にミコノス島の港に着岸。
港からミコノスタウンまで少し離れています。
予想よりこじんまりと見えるミコノスタウンです。
島に上陸し、直ぐにフェリーに乗って世界遺産・ディロス島に渡ります。
【太陽神アポロンの生誕地・ディロス島観光】
ギリシャ神話によれば、ゼウスの子を身籠ったレトが、出産を快く思わない正妻ヘラの妨害を避けて
双子を産んだ場所です。レトに同情するポセイドンや、虹の女神の計らいで無事に生まれた2人の子は、
太陽の神アポロンと月の女神アルテミスだったとされています。
紀元前5~3世紀、デロス同盟の最盛期に作られた各種の建造物が重要な遺跡となっています。
アポロン神殿跡やアルテミス神殿跡、劇場、今も5基が残る「ライオン像」が有名。
デロス考古学博物館にはここで発掘された多くの出土品が陳列されています。
ミコノスから船で約30分の移動です。
ディロス島の入り江には大型帆船などの観光船が停泊しています。
エメラルド色の彩やかな海。
40名の団体行動ですが、ガイドが英語で説明し、通訳が訳しますので
二倍の立ちんぼとなりキツイ日差しの中で疲れます。
コンピターレスのアゴラ(集会場)跡とアポロンの神殿跡でしょうか。
左奥にフランスの考古学者が住んでいるという住居がありました。
世界遺産の中に家を建てて住むのは問題ないのでしょうか。
他のグループに追い越されてビリになりました。
とにかく熱心に説明してくれるのですが、ガイドブックに書かれている事は省いてほしいですね。
邪魔にならない角地で長々と説明し、ライオン像は素通りして次の角地に移動してまた説明。
やむなく離れてライオン像を撮影しましたが、添乗員から離れないよう注意されます。
ディロスのライオン像の回廊です。
ここで近くの石壁に登って撮影する非常識な二人の叔父さんがいましたので、
「遺跡に上がるな」、「撮影の邪魔だ」と怒鳴って追い出しました。
アルテミス神殿跡でしょうか。
小高い丘に登っている人達が見えますので、我々も登れますかと聞くと、
あれはフリーの人達です。往復一時間掛かりますので無理ですと言われました。
草むらに孔雀がいました。
ここは貴族階級の住居跡とのこと。
聖なる湖は現在は埋め立てられて草原になっています。
ディロス考古学博物館にやっと到着し、ここからフリータイムとなりました。
フェリー乗船まで残り40分ですが、急ぎ丘に登ることにしました。
館内を10分で見学します。
島内から集められた沢山の遺跡物が展示されています。
直ぐに急ぎ足で丘に向かいます。
途中にあったのはディロスの神殿跡でしょうか。
往復1時間と脅されましたが、10分程で山頂に到着して一安心。
山頂から島全体を眺めながら登って正解と撮影。
山頂の石柱で記念撮影をしようとした外人女性達が、
石柱にカメラを載せて撮影している叔父さんに退いて貰うようお願いしています。
私も「石柱からどいてくれませんか」とお願いしましたが、無視されました。
ライオン像の石壁に登っていたレッドカード叔父さんの一人のようです。
時間もありませんので石柱に覆い被さっている叔父さんの脇で再度、
退いて下さいとお願いしながら嫌味を込めて背中越しに撮影して下山しました。
フェリー乗り場に向かって遺跡を通り抜けます。
総勢400名の各グループが集合しましたが、点呼に手間取ります。
フェリーはビストン運航のため、順番待ちとなりました。
私が丘往復30分程でしたと言うと、登らなかった人達から不満の声が上がっていました。
12:00に乗船してミコノス島に戻ります。
港近くに見えた白壁と青色の家。一般家庭かミニホテルでしょうか。
12:30に船に戻って昼食。すぐに無料のシャトルバスでミコノス・タウンに向かいます。
【ミコノス・タウン観光】
ミコノス島は、エーゲ海中部・キクラデス諸島に属するギリシャ領の島。人口約6200人(2002年)。
エーゲ海に浮かぶ島々の中で最も都会的でお洒落な雰囲気に満ちているのがミコノス島。
「エーゲ海に浮かぶ白い宝石」とも言われ、海の青、太陽の明るさを強調する家々の白は、
ブルー&ホワイトのエーゲ海のイメージをそのまま現実にしたようです。
夜ともなればあちこちの路地からタベルナやパブのさざめきがもれてきて、
旅行者は知らず知らず華やいだ気分に駆り立てられます。
白い入り組んだ道、大小300以上もあるギリシャ正教の小さな教会や風車がひとつひとつ絵になり、
ロマンチックなムードを求めるハネムーナーや女性の旅行者の間で人気です。
最初に出迎えてくれるのが、丘の上に立つ可愛い風車。
かつては小麦を挽くために使われていたものですが、今では島のシンボルとなっています。
次に迎えてくれるのは可愛らしい小さな教会達。
見渡す限りの青い海と白い町並み、そして風車と教会。
エーゲ海の白い宝石、ミコノス・タウンは私達が思い描いているイメージそのものでした。
タウンの中を歩いているてどこかで会えるという有名ペリカンの「ペドロ」。
ペドロ1世は交通事故で亡くなったとのことで、町中に居ついていると危ないですね。
小さな白と赤茶色の教会、あちらこちらに見られます。
ミコノス・タウンのくねくねと入り組んだ細い通り。
カフェやタベルナ(ギリシャ風居酒屋)、アクセサリーや土産物を売る店が建ち並んでいます。
奥に入るとまさに迷路で、ワクワクしながら歩きました。
真っ白に塗られた壁に掛けられた飾り物や花々を見るのも楽しい。
タウンをとにかく歩き回るのが最大の楽しみ方です!
アノ・ミリの丘にある目的の五連風車に到着。
ここで同室の人達は盗まれたデジカメのためにカメラ屋を探します。
私は別れて風車巡りを選択、三つ目の風車に行きました。
タウン内には貸しバイク店があり、これは便利です。
国際免許が無いと駄目でしょうね。
次の風車を探しながら迷路を歩きます。
ギリシャは経済危機の真っ只中、土産物の価格交渉は難しいように感じました。
パラポルティアニ教会
わずか85km2の島に教会が300以上もあるミコノス島は、まさに教会の島。
散策していればどこかで必ず可愛らしい教会に出会えます。
ヴェネチアン・ポートの先端に建つ真っ白なパラポルティアニ教会は、
5つの礼拝堂で構成された独特のフォルムで知られています。
小さな教会とカフェテラス。
カラフルな花のオブジェが飾られていました。
坂の上に見える四つ目の風車に向かいます。
四つ目の風車、フェンスに囲まれて近づけませんでした。
登った高台から見た五連風車。絵葉書の世界ですね。
太陽の明るさを強調する白い壁と青い空、青い海、青い窓や扉たち。
ついついシャッターを切ってしまいます。
日陰でのんびり昼寝している猫をあちこちで見かけました。
これもミコノス・タウンの名物のようです。
五つ目の風車です。
道が見当たらず、これ以上近づけませんでした。
17:00になりましたので、タウンを一望しながらシャトルバス乗り場に向かいます。
日差しはまだまだ明るいです。
海岸線を通過、別の海水浴場に出かけた人はトップレスに遭遇したそうです。
皆さん、お酒や食事、買い物、観光、記念撮影等で楽しみ、大満足のようです。
シャトルバス乗り場に到着し、港に向かいます。
19:00の帰船リミット前に乗船して船内で夕食。
同室の方はパナソニックのデジカメを無事に購入できました。
夕焼けに染まるミコノス島を20:00に出港。
明日はギリシャ・アテネ(ピレウス)に入港してアクロポリスの丘を観光します。
今回の航海で直ぐに再訪したい観光地は、ミコノス島に決まりました。
ディロス島では色々とストレスが溜まる観光でしたが、午後のミコノス・タウンは絵葉書の世界でした。
高級リゾート地でホテル代は高そうですが、のんびりと島内を散歩しながら数日間過ごしてみたいです。
しかし、この夜から10日間もの下痢が始まりました。
考えられるのはディロス島で飲んだ生ジュースの氷片でしょうか、原因不明です。
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