1905年の第一楽章のみで2時間以上使う大変面白い内容でしたが、素材の全てが意思を持っている、意味を持っていることが分かりました。
ソナタの、まるで主題が消えて伴奏だけが残るような第一主題の作り方にも、実は意味があったのです。
大変興味深い考察でした。
それにしても、ヤナーチェクは日本ではあまり馴染みがないかもしれません。ドボルザークやスメタナが有名ですが、スメタナは本来、モルダウのような作品ではなく、もっと内容の深い作品を作っているというのを聞いたことがあるので、それについても知りたいと思っています。