毎週土曜日、週末の楽しみの一つです。
昭和の雑多で、今から見ると汚らしいとも言える風景ですが、みんなが一緒になって笑っているのが印象的です。
窓を開けっぱなしにして、夜のどんちゃん騒ぎなど、今の都会ではできないでしょう。苦情が出ます。
ところで、子供の頃は庭の落ち葉を集めて焼き芋をやったこともありました。
引っ越しを繰り返しましたが、しばらく気がある庭とは縁がありませんでした。
今の家は雑草と落ち葉が集まり、焼き芋もできると思いますが、いつの間にか住宅街での焚き火が禁止になっていました。確かに火事の危険がありますから仕方ないですが、色々なことに色々な人がクレームを付けるので、だんだん狭く息苦しくなっているように感じます。アレもダメ、これもダメ。もう少しおおらかになっても良いとも思います。
かつては、多少のことは大目に見ても良いじゃないか、お互い様じゃないか。という感覚だったのか。
今は矢鱈と意識高い系の人々が頑張っているような。
寅さんの生き方に憧れる人もいると聞きますが、私はどちらかというと、その時代の風景、人間模様を楽しんでいます。
シリーズの最初の頃は、ドタバタ劇の色合いが強いですが、後半になってくると、さんざん経験を積んだ寅さんの人生観を感じることができます。時代の変化、登場人物の変化を、シリーズを通して見るのが好きです。
古い時代のものよりも、自分の知っている時代に近い方がしっくりくる、面白く感じるというのは確かです。