そんな中で、これは面白いと思ったレコーディングを2つ。
①サンソン・フランソワ
力強さ、ダイナミックな演奏。特に25-10や11などは、胸を打たれます。勝手なアレンジもとても好きです。拍数が完全に違っていても、オクターヴ付け加わっていても、この人の演奏には必要なアレンジです。
②エディット・ピヒト=アクセンフェルト
ポリーニのような音の強さや指捌きは無いが、一台ごとに違うピアノの特長を引き出すような演奏。10-1・6、25-2・4などの本質的な部分に迫る演奏です。真似して演奏すると、ただの下手クソな演奏になります。凡人がこのようなテンポで演奏すると、曲としては崩壊します。
バックハウスのショパン・エチュードもとても上手いです。良い演奏だと思う。晩年のベートーヴェンのソナタ全集の平面的なイメージとは違います。無能な評論家がよくバックハウスのベートーヴェン全集を褒めていますが、ショパンエチュードはとても良いです。ベートーヴェンのライブ録音は良いと思いました。スタジオ録音は、、、