大学生に対する偏見が一掃された一日だった。
今年の4月から大学の先生になった元同僚のS田君から
「授業で仕事のことを話してもらえませんか。」と誘いを受けたのは10月の中旬だった。
もともと話し好きの自分は二つ返事で引き受けた。
決して女子大生に会えるのを楽しみに引き受けたわけではない。
そして今日、午後の眠くなる時間に面白くない難しい話しを始める・・・。
きっと眠ってしまうよなぁ・・・
導入は仕事に直接関係のない玉名市の紹介、
毎年8月の第一金曜日に菊池川の高瀬大橋付近で行われる1万発の花火大会、
熊本ラーメンのルーツと言われる玉名ラーメン、
玉名女子校や専大玉名高の吹奏楽に代表される音楽によるまちづくり・・・、
そして本題の自分の仕事について話を続けた。
ホワイトボードに映し出したグラフやフロー図をレーザーポインターで指しながら話す。
できるだけ専門用語を使わず、
学生さんの生活に身近な事柄を引き合いに出しながら、
約180人の生徒の1人1人に視線を送るように見渡しながら話しをしていると、、
おーっ、みんな良く聞いているではないか、
メモしている生徒も多い、
寝ている生徒は1人だけか?
与えられた60分間をフル活用して話を終えると盛大な拍手をもらった。
質問の後に全生徒に講義で学んだこと、感想などを用紙に書いてもらった。
ほとんどの生徒が、卒業後の就職への思いや日本の将来への不安や疑問などを
用紙いっぱいに書きつづってくれていた。
みんなとても真面目に話しを聞いて、理解しようという気持ちが伝わるものばかりだった。
今の大学生はホントに真面目なんだなぁと感心させられた。
そして、とても温かい気持ちになった。
12/8(水) jog 63min 11.2km(冷たい雨に打たれてシャワーラン!)