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こちら伊坂幸太郎広報部派出所 ⑨

2005年12月05日 | 伊坂幸太郎
伊坂さん、今年3冊目となる小説を発表!


普通のキャンパスライフを送りながら、「その気になれば俺たちだって、何かできるんじゃないか」と考え、もがく5人の学生たちの物語。

社会という「砂漠」に巣立つ前の「オアシス」で、あっという間に過ぎゆく日々を送る若者群像を伊坂イズム前回で活写。

伊坂ファン待望!
一年半ぶりの書き下ろし長編青春小説!

『砂漠』
12月9日発売!
1600円


表紙は、今までの伊坂作品と比べると、インパクトある(笑)

最近の伊坂作品は、連作短編、中編、とどれもおもしろかったんですけど、
初期の伊坂作品に見られるような〝爽快なオチ〟がなかった。

物足りなくはないけども、やっぱ『陽気なギャングは地球を回す』のような、読んだ後の爽快さと感動は、最近の作品では見受けられなかった。

やっぱ伊坂さんの描く群像劇はおもしろいし、
パズルが、最後に全てピタっとハマる感覚は病みつきなります。

ここまで計算された物語は今まであったか、と言っても過言ではない、しかもファニーで、お洒落でもある。

そんな伊坂作品が、次回作で読めれば! と願ってたんですけど、
ストーリーのあらすじを読む限りは、望んでいた感動を期待できそうです。

伊坂作品においては、いくら期待値を上げても、それを超えるものを描いてくれてるので、読者&一ファンとしては、非常に安心。

今まで伊坂作品の中で、ハズレは一つもないですからね。


今年最後の伊坂作品、期待大です。


連載してた『終末』シリーズが、先月辺りに完結したらしいので、
来年早々、出るといいです。


個人的には、現在連載中の『陽気なギャング~』のスピンオフ短編集を早くリリースしてほしいです。本当に待望です、これは。


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