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映画感想文 Vol.48 「ピーナッツ」

2006年09月03日 | 映画感想文
ピーナッツ (2006)
★★★★★★☆☆☆☆



やっぱ初監督作品として観ると、「ゲド戦記」の宮崎吾朗監督の方が上手ですけど、「ピーナッツ」にはウッチャンらしさがあった。

作りは荒くて、北野監督に少し影響受けたっぽい演出もあったり、全体的に若さを感じたけど、それは素直に受け入れられた。ちょこちょこ笑えるシーンもあるし。

何より内村プロデュース(以後、内ピー)メンバーでやってるので、楽しそうにやってるのがわかるし、ストーリーのプロットもわかりやすい。まぁベタの部類に入るかもしれないけど、そこは内ピーメンバーの個性で補える。(個人的に内ピー復活してほしい!)

何より、僕の好きなパターンなんですよね。

期間限定で野球チームを結成して、試合して、それが終わればまた皆元の生活に戻っていくという一連のパターンが。それで、仲間がいて、絆があって、いうものが大好きなんですよ。


しかも、そこが若者だったり熱血だったりしてなくて、全員三十過ぎのオッサンで、家族を持ってるという辺りが、泣けるんですよね。普段は冴えないオッサンらが野球で奮闘するっていう。しかも、映画だからって奇跡を起こすわけでもなく、起きてもオッサンの限界まで。そこはリアルで感情移入できるんですよね。

絶対に夏に見る映画です。
残りわずかですが、今観るといいと思います。



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