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映画感想文 Vol.15 「バイオハザードⅡ アポカリプス」

2005年06月22日 | 映画感想文
バイオハザードⅡ アポカリプス (2004)
★★★★★★★☆☆☆



今回は、前作「バイオハザード」の続編です。

前作のラストでラクーンシティに出た所で終わったので、続編でるなぁと思ってたら、出ましたね。というか、これはおそらく三部作構成なんじゃないかと思います。今作のラストも意味深な感じで終わりましたし、ネタバレになるかもしれませんが、まだアンブレラをぶっ倒してません。

今作は、前作を反省してか、ちょっとはゲームの良さというか、テイストを再現できてました。

これは、ゲームの「バイオハザード3 ラストエスケープ」の世界観を映画にしてて、ゲームの登場キャラも出ていました。

ゾンビや、ゾンビ犬、リッカーも、ゲームに近い形で描かれていて、特にリッカーの登場シーンは、よく描けてたと思います。

特に、今作の大ボスでありゲームでもお馴染みの追跡者「ネメシス」は、リアルに再現できてました。行動パターン、声、歩み寄る恐怖感は、見事です。同じ監督か?と思うほど前作よりゲームに近い感じです。

ストーリーも、ゲームのラクーンシティ脱出というテーマそのままで、リミットがあり、ゾンビを倒しながら、ヘリポートまで生存者を連れて、逃げるというもので、ようやくバイオハザードらしさを観れた感じでした。

主人公アリスとネメシスとの戦闘シーンも、迫力があり、引き込まれました。

とにかくアリスの怪物じみた強さは、誰もが好きな要素ですよね。漫画のような戦闘を実写で見れるっていうのは、男しかわからないと思います。


時間も、90分と、コンパクトで長くなく、ゲームをやってるような、実際にラクーンシティにいるような臨場感を味わえました。

前作よりはるかにいい出来だと思います。


しいて言えば、もっとゲームのようにクリーチャーのバリエーションを増やしてほしかったと思います。まぁ90分という制約もありますが……。Ⅲに期待しましょう。

あと、まだ〝脅かし〟効果で恐怖を表現してる所があり、それは止めてほしいなぁと。遠くの方からピタ…ピタ…って足音が聞こえ、徐々に歩み寄ってくるような〝見えない恐怖〟をもっと表現してほしいですね。

次回作は、日本人監督にやってもらいたいという期待を込めて、少し甘めの7点です。



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