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アップルの戦略勝ち!

2006年09月13日 | テーマトーク
米アップルコンピュータは、「iPod shuffle」の新モデルを発表した。前モデルはスティック型であったのに対して、新モデルではクリップ型となっている。容量は1Gバイトのみで、アップルストアでは9,800円、出荷予定は10月。

 iPod nanoと同じく、ボディーはアルミニウム。クリップ型となっているため、ポケットはもとより、襟に挟むといった使い方ができる。

(『RBB TODAY - 09月13日 05:29』より抜粋)


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アップル社は、こういう戦略にかけては上手い。
最初iPodを発売してから半年たらずでiPod miniを発売し、iPodを購入した人を困惑させる。「早いって!」「そっちがよかったぁ」という気にさせる。そして、旧モデルを持ってる人間に対して優越感を味わえる。これも心理的に購買力を高めてると思う。

心理的、じゃあ次買い換える時は新しい出るまで待とう。きっとすぐに出る。

そう思っていたらiPod shuffleをまた半年足らずで発売する。僕は、「ここだ」と思ってiPod shuffleの購入を決めた。音楽好きとしては、使い勝手、利便性はすごくいいので愛用している。

値段的に大きさ的にこれ以上シンプルで安いものは出ないだろう、と踏んだからだ。

そしたら今度はiPod nanoを発売する。iPodをコンパクトにし、しかも価格も安くなるし、容量も結構あってデザインも良い。

「そう、来たか」

発想の転換である。任天堂のゲームボーイミクロの考え方だ。
勿論、iPod nanoがほしくなる。

だが、半年待てばまたいい商品が出る。今度こそ間違えないぞ、と慎重になる。

すると、iPod nano の1GBが出る。これは容量的にも充分で、しかも価格が16000円程度とかなり安い。僕は「これがほしかった」と言わせる持っていき方だった。


今度買い換える時は、もうiPod nanoしかない。そう決める。

そう思ってたら、今年の10月にiPod shuffleのニューモデルと来た。
価格は同じで、今度はクリップ形。しかもUSBドックまで付く!

旧iPod shuffleを持ってる人間は、いかにクリップ形が機能的か経験でわかる。
クリップ形を携帯するイメージを想像するとやはり使いやすい。

「これ、ほしいなぁ」とつい呟いてしまった。


アップルは新バージョンを出すタイミングが実に巧妙で、ファンを困惑させる。
でも、他社の場合、「これ買えばあと何年かは出まい」と思うものの、iPodは違う。デザインも最高にシンプルで好まれやすい。戦略は実に天才だと思う。

次は何を出す?



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