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「諦める」の真意に感銘

2006年09月11日 | ハイロブレイン
「諦める」という言葉がある。

これは、恐らくネガティヴに捉えられるだろう。
何かの目標に向かって進み、途中で「諦める」
そう聞くとやはり客観的に、かっこいい奴だとは思わないだろう。

しかし、そうではない。

先日、テレビを観ていたら、ヨットで世界一周を目指した人が出ていた。(名前は忘れてしまった)

結果を言うと、世界一周は成し遂げられなかった。
その人は、途中で自然の脅威に阻まれ、引き返したのだ。

彼は、「途中で引き返していい訳のように聞えるかもしれないが、僕は全然悪い事だとは思わない。むしろ引き返して正解だった」と言うのだ。

「諦める」という言葉は、仏教用語で「明らかに見極める」という言葉が縮まってできた言葉らしく、彼曰く、生死の狭間に立たされた時、「突き進むべきか」、「引き返すか」の選択を迫られ、見極めた末に「引き返した」と。

ここでもし突き進んで死んだら、応援してくれたスタッフ、家族を裏切る行為になるし、応援してくれた人まで「死ぬ」事を応援した事になるからだ。

生きていれば何度もチャレンジできるし、要はいつでも結果を出せばいいのだ、と。

「諦める」という事は、ネガティヴな言葉ではない。冷静にその状況を見極める、という一つの答えだという事を知った。


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