今年は、高校野球、大学野球の観戦に出かけることが増えた
加えて、全く成績は奮わないが、なぜか故郷のプロ野球チームを今までに無いくらい気にして応援している
できの悪い子ほど可愛いと言うが、交流戦になって調子が上がってきたのが本当に嬉しい
しかし、なぜ、ここまで、自分の中で野球熱が高まっているのか、正直不思議だった
それが今日分かった
日本中が熱狂した今年のWBC
会社のデスクで仕事そっちのけで応援し、とうとう2009年のWBCの記憶を塗り替えてくれたこの大会
巨人の岡本選手じゃないが、野球ってこんなに面白かったんだと改めて感じたこの春
今日、WBCのドキュメンタリー映画を見て、感動が鮮やかに蘇った
序盤の選手選考の会議のシーンでは、事務局スタッフの裏仕事の大変さに、日々の自分を重ねてしまい苦笑いしつつつも
事前合宿が始まった辺りからは、選手の素の姿や生の声がありのままに描かれていて、食い入るように見てしまう
個人的にはメキシコ戦で3点を取られて降板した、佐々木朗希選手の泣いてる姿にぐっと来た
どの選手も子供みたいに喜んだり、悔しがったり
感情をコントロールできないくらい全身全霊をかけた戦いだったんだろう
メキシコ戦の村上宗隆選手のサヨナラのシーンは、スラムダンクの最後に匹敵する静寂さ
また息をするのを忘れてしまった
栗山監督は、試合には勝ち負けがあり、それを超える何かがあると思ってきたが、今回は違うと仰っていた
前段も後段も両方分かる
今回の大会は、後段の想いが結実した優勝という結果に日本中が感動したのだが
最近は応援するチームが買っても負けても
多くの人が時間を割いて応援に行きたくなるような試合を見せてくれるたけで、ただただ選手や指導者、関係者の方たちの日々の努力に感謝し、尊敬する気持ちが強く湧く
人の真剣さって何より凄いことを改めて思う今日このごろ
できれば何かの形でスポーツの振興に関わりたい
三週間しか上映しないようだが、時間が取れればもう一度、映画館で皆と感動を分かち合いたい
大スクリーンはやはり迫力が違う