既得権

日航OBの年金額が月48万と聞き、なかば飽きれ、なかば庶民感覚をわきまえない、親方日の丸航空だということがわかった。
やはり、このような浮き世離れした生活を送っている高齢者が多いんだなぁと実感させられると共に、今朝の日経の高齢者の特集で、ひたすらビニールの紐を集めている高齢者、わずか7000円の金をひったくり、生涯初めての犯罪を犯した75才の高齢者、自殺をする高齢者、なんと悲惨な老後を送っている高齢者の多いことか。それに比すると、JALのOBのなんと恵まれていることか？これなら、法的整理が検討されて当たり前だ。この既得権が罷り通るならば、我々が汗水流して納め続けた年金が、60才支給から65才支給に引き下げられたことは、既得権を犯した犯罪にはならないのだろうか？
JALはOB全員に文書を送って回答を待ったそうだか、それでは年金の支給開始年齢が引き下げられたとき、我々一般国民宛に同意を要請する文書が送られてきただろうか？あのときは一方的に、国民に直接問いかけることなく決められた。
JALは結局破綻の道をたどるだろうが、日本という国家も、あのとき既に一回デフォルトしているのだ。
それが、ここへ来て、子供手当てなどというまやかしの政策が支持され、本来団塊世代が受けとるべき年金が、子供手当てと名を変えてばらまかれる。そうであれば、まず消費税率を上げるのが筋だろう。税率はフランス並みの20%だ。
そうでなければ、財政はもたない。
一度デフォルトしている国が贅沢な政策をするのは、我々団塊世代がに負担を求めることに繋がるのだ。