蟷螂の独白

世に背を向けた蟷螂です。喜怒哀楽を綴って18年、モットーは是々非々の団塊世代です。

尖閣防衛を徹底すべきだ

2015-10-28 00:29:21 | 徒然
中国が領有権を主張しているスプラトリー諸島の近くを米国のイージス艦が通過したことに中国が猛反発している。だが、このスプラトリー諸島、果たして中国が領有権を主張する権利があるものだろうか?スプラトリー諸島はほとんどフィリピン近海で、ベトナム沖を長く包む格好で中国の主張する領海が伸びている。これではベトナムが外海へ出るにはまず中国にお伺いをたてなければならない。もちろん中越戦争から日がたったとはいえ、中国とベトナムは準戦時体制なので、一触即発だ。そこへ米艦船が加わると三つ巴の戦いになる。ベトナムはまだ海軍力が弱いので、それほど大きな海戦にはならないだろうが、いずれベトナムも堪忍袋の緒を切らす。そこで、日本が尖閣諸島に壮大な飛行場を建設したら、中国はなんといってくるだろうか。何も言えないはずどころか、スプラトリー諸島は満潮時には海面下に没する環礁だ。尖閣はそこへ行くと、立派な島である。尖閣を国有化しただけで中国が激しく抗議し、船舶が領海を侵犯してくるのに、自分達が領土にもならない環礁に飛行場を何本も建設する。国際的に許される行為ではない。オバマは遅きに失した感のある今回のイージス艦航行だが、尖閣は周辺海域の警戒を厳重にするべきだ。なぜなら、米艦船の通過の対抗策として、尖閣のそばで中国艦船に領海侵犯を命じてくる可能性がある。下手をしたら上陸を命じる可能性もある。そうなるとこっちはアメリカと日本対中国の図式になる。そして中国は周辺諸国と戦時体制に入り、中国は再さび三等国に落ちるのだ。そもそも中国が、国連の安全保障理事会の常任理事国であることがおかしい。アメリカやイギリス、フランスなどはその点を追求するべきだが、イギリスはあの、習への大歓迎ぶりを見ると、金に転んで真っ当な意見を言えないのではないか。日本もバブルの頃に、徹底して外交に力をいれておくべきだったが、かえって反感を得ることしかしなかった。浮かれるだけ浮かれてバブル崩壊後、30年の長きに渡ってデフレが尾をひいている。とにかく竹島のように尖閣を小島ひとつでも中国に占拠されないように、米国にも協力してもらって、徹底して警備するべきだ。竹島のようになったら遅いのだから。
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