日本では統合失調症の患者に
強い副作用をもたらす向精神薬
を複数・大量に処方する「多剤大量処方」
が問題になっている。
海外では1種類だけを使い 効果が無ければ
別の薬に変える単剤処方が原則。
日本では1種類で効果不十分だと
別の薬を加える多剤大量処方が行われてきた。
今回厚生労働省研究班は10月 初の「減薬指針」
を公開する。
統合失調症は 幻聴・妄想に苦しむ病気で
国内の患者数は約70万人。
症状を抑える向精神薬は量が増えると
手足の震えや意欲低下など様々な副作用が表れ
不整脈で突然死する恐れもある。
欧米では副作用を考慮して最適量を使う研究が
重ねられてきたが 日本は薬で行動を鎮める事が
重要視され 漫然と多剤大量処方が続いてきた。
薬の副作用でかえって症状が悪化する例もあり
一部の医師・患者・家族から「薬づけではないか?」
と強い批判の声が上がっていた。
こうした中 国立病院機構・鳥取医療センターの
助川 鶴平副院長らが 効果を持続しつつ
薬の量をゆっくり減らす減薬法を考え出した。
同研究班の藤田保健衛生大精神科の岩田 仲生教授らが
この方法の安全性を評価するため 患者163人を減薬群
と減薬しない群にわけて最長9か月追跡し 減薬しても
症状が悪化しないことを確認した。
指針は岩田教授らの調査に基づき 向精神薬の種類ごとに
安全に減らせる薬の量を一覧で示す。
ー例ー
「リスパダール」一日最大0・5mg
「ドグマチール」同50mgの減薬を
1週間ごと段階的に続けることが可能
と記している。
国立精神・神経医療センターのホームページ
で公開される。
強い副作用をもたらす向精神薬
を複数・大量に処方する「多剤大量処方」
が問題になっている。
海外では1種類だけを使い 効果が無ければ
別の薬に変える単剤処方が原則。
日本では1種類で効果不十分だと
別の薬を加える多剤大量処方が行われてきた。
今回厚生労働省研究班は10月 初の「減薬指針」
を公開する。
統合失調症は 幻聴・妄想に苦しむ病気で
国内の患者数は約70万人。
症状を抑える向精神薬は量が増えると
手足の震えや意欲低下など様々な副作用が表れ
不整脈で突然死する恐れもある。
欧米では副作用を考慮して最適量を使う研究が
重ねられてきたが 日本は薬で行動を鎮める事が
重要視され 漫然と多剤大量処方が続いてきた。
薬の副作用でかえって症状が悪化する例もあり
一部の医師・患者・家族から「薬づけではないか?」
と強い批判の声が上がっていた。
こうした中 国立病院機構・鳥取医療センターの
助川 鶴平副院長らが 効果を持続しつつ
薬の量をゆっくり減らす減薬法を考え出した。
同研究班の藤田保健衛生大精神科の岩田 仲生教授らが
この方法の安全性を評価するため 患者163人を減薬群
と減薬しない群にわけて最長9か月追跡し 減薬しても
症状が悪化しないことを確認した。
指針は岩田教授らの調査に基づき 向精神薬の種類ごとに
安全に減らせる薬の量を一覧で示す。
ー例ー
「リスパダール」一日最大0・5mg
「ドグマチール」同50mgの減薬を
1週間ごと段階的に続けることが可能
と記している。
国立精神・神経医療センターのホームページ
で公開される。