毎日新聞 12月13日[土]21時8分配信
デンキウナギの発電を利用して点灯するツリー
=神奈川県藤沢市の新江ノ島水族館で
クリスマスを前に、神奈川県藤沢市の新江ノ島水族館で、
デンキウナギの発電を利用したツリーのイルミネーションが人気を集めている。
デンキウナギはアマゾン川原産で体長約1メートル。
餌をとったり水面で呼吸したりする際に高電圧で発電するが
短時間のため発電量は少ない。
このため、生じた電気を水槽内の電極で拾って増幅させ、
発光ダイオード「LED」の電球を点灯するスイッチ回路に使うという。
ツリーは高さ3.7メートル。
5~10分ごとにデンキウナギが動いて発電するたびに、
400個の電球が青白く点灯する。
電気の強弱で光り具合も変わり、
訪れた人の目を楽しませてくれる。
25日まで。
【塚本泉】