今日はメーカーの方とサシで話す。
「いつもお世話になってます。
普段はそれほど話ができないので
言いたいことを言ってください」
それで商品の改善提案など色々と話す。
設計担当者だからこちらも胸を借りる。
順番が来たので早速だが
「電気制御の・・・・・については?」
これにはまってましたと言わんばかりに
「・・・・・・・・・・・。」
メーカーの対応に納得しました。
それでもう一つの懸案をはなしする。
「ここのところこういう形状にしたら
長らく悩んでいた症状が改善されます。」
とたんに本人が顔色を変えたものだから
言い過ぎたのかと思った。
すると沈黙のあと返事が返ってきた。
「あっ、それ弊社の特許技術!!」
オイオイというかありゃりゃ~というか、
せっかくの知恵が製品に生かされていなかった。
社長とも話する。
「◯◯の提案はこういうメリットがある。」
「いやいや、しかし・・・・・」
しばらくは意見の応酬が続く。
「自分たちの仕事を良くして生活を向上させる。
自分たちの仕事道具を揃えるのに
他人に金を出せというつもりはない。
みんなが良くなればいい。」
言いたいことは言ったし、それぞれの立場もあれば事情もある。
提案書を受け取ってから何ヶ月も話しは放ったらかし。
風通しのいい会社と言いながらも話しはいつも停滞する。
困ったものである。
社長といえど大勢の仲間に囲まれていながら
時として孤独である。
色々と問題はあっても話をして分かり合えることもある。
「会社のこと考えてくれていて嬉しかった。
一日仕事を開けて話しませんか?」
こちらもちょいと時間がかかりそう。
どうなることやら。