プロの人にとっては簡単なことかもしれないが、
素人にとっては不思議な事がいっぱいある。
現場仕事で好きなのはこういった
知らないことを教わることが出来る。
時々ではあるがワクワクする話もある。
昨日はお客さんから仕事の話を聞くことが出来ました。
測量技術者で地図の作成に携わっている方でした。
測量の人にとっては当たり前でも、
そうでない人から見ると不思議な感覚である。
街なかで測量の方をよく見かける。
メジャーをもって脚立を立てて、
ポイント間の距離を図っている。
当たり前の風景だがやっていることは詳しくはわからない。
どうして同じとこを何度も計測するのでしょうね。
まぁ理由があるからと言われたらしかたのないことです。
30年近くも前のことです。
メディアでこういう話があった。
瀬戸内海と日本海の間で
◯◯年間に4センチセンチの隆起があったというもの。
細かい話は記憶していない。
驚いたのは約100㌔メートルの距離で4センチの隆起を
どうやって確認できるのだろうということ。
凄い、どうしてどうやってと思った。
今でも不思議に思っていた。
何事にもヒューマンエラーはつきまとう。
100キロメートルに数センチって誤差の範囲ではと
今でも素人ながらそう思っていた。
「九州を一周ぐるっと計測しても1センチの誤差も出ないですよ!!」
やはりプロの方である。
高さの基準があり、そこから計測しているとのこと。
伊能忠敬の話も出た。
その人にとっても神がかりな話しみたいだが、
「あの人は星を頼りにしていたみたい」
事実200年前に高精度の地図を作り上げている。
今と比べたら大した道具もないのにね。
今では計測器にGPSが入っていて昔より楽になったそう。
精密機械の精度が千分の数ミリ、
とはいえわずか数センチの部品の話である。
それにCPUとかの電子デバイスも
わずか数ミリの内に何万もの部品が入っている。
今では100万単位なのかな?
比較は出来ないのだが、どちらも凄いことですね。