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Sunset hills

byサントス

少し考える

2012-07-17 20:53:23 | Talk to myself 2012

昨年の震災以降、エネルギーの問題が話題となる。

原発の必要性と抱える問題、

根底にあるエネルギー政策。

個人的には20年から30年ぐらいかけて

原発はなくなっていくと思っている。

代替えエネルギーの模索もこれからである。

別に原発推進派ではない。

それに将来はわからない。

 

有力視されているソーラーですが、

メガソーラーと言えどコスト面ではまだまだのこと。

大量の土地の取得、

発電設備だけでなく蓄電設備やインバーターが必要になる。

風力とて同じ事、風まかせでは安定した出力を得られない。

自然エネルギーといえど投資コストが半端でない。

化石燃料も安定供給を続けることが出来なければ、

火力と言ってもバカにならないコストがかかる。

 

休耕田で石油をつくるバクテリアについて書いたことがある。

輸入している石油を超える量が日本でも生産できるとのこと。

藍藻を使ったりバクテリアを使って行うそうである。

技術の確立と法整備にまだまだ掛かりそうだが、

有望な技術であると思っている。

 

直ぐにでも出来る事といえば、

既存の火力発電所の熱効率を上げること。

何十年と使われた旧来の発電装置を

最新の物に交換するだけで、

エネルギーの効率は2倍まではいかなくとも

かなり上げることが出来る。

これは直ぐにでも行った方がいい。

本気を出せば半年ぐらいで器具の更新を行えるはずである。

 

太陽光でメガソーラーというが、

原発1基分を作るとコストは10倍ぐらいかかるという。

新しい技術が開発されてパネルの発電能力が2倍ないし3倍になったとしても

現実的に稼働時間が短いことで1割強程度しか出力をとれない。

つまりはさらに10倍近くのコストがかかるということ。

家庭の電気をまかなえても、

日本の工業を支えるほどのものではない。

 

輸入に頼る化石燃料も円高の恩恵を受けてのこと、

円安になり購買力が弱くなった時にはどうなるかわからない。

 

地熱発電が有望視されている。

環境問題と複雑に絡み合う。

温泉の枯渇である。

 

小さな熱回収も大切だと思う。

けれどいずれ限界も来るはず。

既存の配電設備が複雑な負荷変動に耐えられるかわからない。

小規模で行なっているから問題がなくとも、

大規模になってくるとどうなることやら?

 

核融合とて商用の出力を維持するまでには至っていない。

原子力の安全性が今後高まったとしても、

廃棄物処理の問題は課題として蓄積される。

事故がなかったとしてもいずれ論理的破綻はやってくる。

宇宙にソーラーパネルを並べて

人体に害のない電磁波で‥‥?

いったいいくら掛かるのであろうか?

残念ながらどれも決定打になり得ない。

 

地温勾配0.03℃/メートル

100メートルで3℃、1キロで30℃

7キロで210℃、10キロで300℃

深層部地下熱を回収出来たら利用価値は大いにあるが、

これとて誘発地震の問題などわからない事だらけ。

 

素人の頭でエネルギー問題に悩む。

決して答えは出ないけど、m(_ _)m。


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