ガラクタ箱を整理していると、
以前に作ったデジタルアンプが出てきました。
といっても本気モードで作ったわけでなく、
惚れ込んで作ったわけでもないです。
アンプ作りを始めたのが遅かったのと、
ハイファイ環境もなかったので
基準になるような音を知らなかったわけです。
基準といってもテスターで測るような音ではありません。
真空管のアンプを作り始めた頃のことですが、
初めて作ったのが7044単管アンプ。
その後、12SL7 1626構成のシングルアンプ。
1626が気に入ったのは小さなST管の容姿と
春日無線でなっていた1626アンプの音が
とても気に入ったからです。
それでテキストを何冊か買いこんで、
師匠に聞きながらの手探りでした。
はっきりいってアンプを作るのって
手取り足取り教えてもらうわけに行かず、
結局は自ら苦しみのた打ち回り・・・。
素直じゃないから結構苦しみました。
少し納得いくものは最近になってからですが、
作るたびに音がよくなっていくのは
その間に学ぶことが多いからかなと
痛感する次第です。
1626のシングルアンプはとても気に入って、
ずーっと使っていました。
心持ちウエットなfeelingの音でした。
作ったことに満足していたのですが、
はたしてコレでいいのかわかりません。
半年ぐらいは使っていましたが解体しました。
その後、色々と作りましたが
残っているものは少ないですね。
クラッシュ&クリエイティブを
繰り返していたわけです。
kitで作った6BM8のアンプもありました。
自分の基準音にと思って作ったのです。
同じ金額に少し足して組み立てれば、
シングルさながら低域の質感が出ることに
この頃から気が付きました。
測定信号を入れて、フラットな特性がでても
音楽信号が入った場合には
必ずも一致しないことに気が付きました。
この辺は理論でなく感覚の部分もあるので
人それぞれですね。
管球アンプばかり作っていると
驚きや発見がその都度あるのですが、
なにぶん自分が育った音楽再生環境がひどく
自信がもてない部分もあります。
それでフラットな特性のアンプを持ちたかったので
秋葉へ行って部品を買って作ったわけです。
組んだ当時は
フラットな特性ってこんな感じなんだ
と思う反面、平面的な音だなと感じました。
自分の肌に合うか合わないかは
小音量で寝ながら音楽を聴いて、
ぐっすりと眠れるか、目が覚めるか、
はたまたいらだつかという感覚的なものです。
非論理的かも知れませんが、
これがなかなか的を得ているような気がします。
今、1626のシングルを作っても
それ程ウェットな音にはならなくなりました。
配線の取り回しなどで歪が出ていたと思われます。
回路で音が変わったり、
部品の配置で音が変わったりと
なかなか気難しいのですが、
これも楽しみの一つであります。
そこでTA2020を寝ながら聞くと、
神経が立って寝れないという症状が出たため
1ヶ月程使ってお蔵入りとなってしまいました。
その後、ボリュームや端子は部品取りになり
ほとんど裸のままになっていました。
ジャンク箱を整理していると、
久しぶりに見た基盤が何かを語りかけます。
「音が出る形にして欲しい」
部品が何も語りかけるわけではないですが、
部品を見てそう感じたのは事実です。
早速、秋葉へ行ってアルミシャシを買ってきて
組んでみました。
かっこ悪いのですがいざ音を鳴らすと、
結構良い音しています。
夜に聞く音ではないですが、
日中に適度な音で鳴らすのなら
あまり文句のない音ですね。
耳のトレーニングにはいいかもしれません。
使っているホーンはカタログでは14KHzまで
特性が出ているのですが、いざ音楽を再生すると
感覚的に10kHzぐらいまでしか出ていない気がします。
真空管アンプからTA2020につなぎかえると
高域がもう少し広がった感覚になります。
なかなか面白い変化ですね。
以前と同じ部品を使っているのに
感じ方が少し変わりました。
良い音と好きな音は違います。
良い音が必ずしもずっと聞いていられる音ではないからです。
好きな音は必ずしも良い音とは限らない。
それでいてずっと聞いていても飽きが来ない音です。
これもなるほど納得のいくところです。
自由気ままにアンプを作って、
色んな音を出して楽しむのも
クラフターならではの楽しみですね。
以前に作ったデジタルアンプが出てきました。
といっても本気モードで作ったわけでなく、
惚れ込んで作ったわけでもないです。
アンプ作りを始めたのが遅かったのと、
ハイファイ環境もなかったので
基準になるような音を知らなかったわけです。
基準といってもテスターで測るような音ではありません。
真空管のアンプを作り始めた頃のことですが、
初めて作ったのが7044単管アンプ。
その後、12SL7 1626構成のシングルアンプ。
1626が気に入ったのは小さなST管の容姿と
春日無線でなっていた1626アンプの音が
とても気に入ったからです。
それでテキストを何冊か買いこんで、
師匠に聞きながらの手探りでした。
はっきりいってアンプを作るのって
手取り足取り教えてもらうわけに行かず、
結局は自ら苦しみのた打ち回り・・・。
素直じゃないから結構苦しみました。
少し納得いくものは最近になってからですが、
作るたびに音がよくなっていくのは
その間に学ぶことが多いからかなと
痛感する次第です。
1626のシングルアンプはとても気に入って、
ずーっと使っていました。
心持ちウエットなfeelingの音でした。
作ったことに満足していたのですが、
はたしてコレでいいのかわかりません。
半年ぐらいは使っていましたが解体しました。
その後、色々と作りましたが
残っているものは少ないですね。
クラッシュ&クリエイティブを
繰り返していたわけです。
kitで作った6BM8のアンプもありました。
自分の基準音にと思って作ったのです。
同じ金額に少し足して組み立てれば、
シングルさながら低域の質感が出ることに
この頃から気が付きました。
測定信号を入れて、フラットな特性がでても
音楽信号が入った場合には
必ずも一致しないことに気が付きました。
この辺は理論でなく感覚の部分もあるので
人それぞれですね。
管球アンプばかり作っていると
驚きや発見がその都度あるのですが、
なにぶん自分が育った音楽再生環境がひどく
自信がもてない部分もあります。
それでフラットな特性のアンプを持ちたかったので
秋葉へ行って部品を買って作ったわけです。
組んだ当時は
フラットな特性ってこんな感じなんだ
と思う反面、平面的な音だなと感じました。
自分の肌に合うか合わないかは
小音量で寝ながら音楽を聴いて、
ぐっすりと眠れるか、目が覚めるか、
はたまたいらだつかという感覚的なものです。
非論理的かも知れませんが、
これがなかなか的を得ているような気がします。
今、1626のシングルを作っても
それ程ウェットな音にはならなくなりました。
配線の取り回しなどで歪が出ていたと思われます。
回路で音が変わったり、
部品の配置で音が変わったりと
なかなか気難しいのですが、
これも楽しみの一つであります。
そこでTA2020を寝ながら聞くと、
神経が立って寝れないという症状が出たため
1ヶ月程使ってお蔵入りとなってしまいました。
その後、ボリュームや端子は部品取りになり
ほとんど裸のままになっていました。
ジャンク箱を整理していると、
久しぶりに見た基盤が何かを語りかけます。
「音が出る形にして欲しい」
部品が何も語りかけるわけではないですが、
部品を見てそう感じたのは事実です。
早速、秋葉へ行ってアルミシャシを買ってきて
組んでみました。
かっこ悪いのですがいざ音を鳴らすと、
結構良い音しています。
夜に聞く音ではないですが、
日中に適度な音で鳴らすのなら
あまり文句のない音ですね。
耳のトレーニングにはいいかもしれません。
使っているホーンはカタログでは14KHzまで
特性が出ているのですが、いざ音楽を再生すると
感覚的に10kHzぐらいまでしか出ていない気がします。
真空管アンプからTA2020につなぎかえると
高域がもう少し広がった感覚になります。
なかなか面白い変化ですね。
以前と同じ部品を使っているのに
感じ方が少し変わりました。
良い音と好きな音は違います。
良い音が必ずしもずっと聞いていられる音ではないからです。
好きな音は必ずしも良い音とは限らない。
それでいてずっと聞いていても飽きが来ない音です。
これもなるほど納得のいくところです。
自由気ままにアンプを作って、
色んな音を出して楽しむのも
クラフターならではの楽しみですね。