きょうは月一の床屋へと行く。
するといつもとスタッフが違う。
系列の店舗が閉ったことで
スタッフさんがこちらのお店に入ってきたとのこと。
いつもの方たちと一緒に仕事をしている。
店長さんは大忙しでした。
いつもの通りぱっと座ると店長のカットが始まる。
スポーツ刈り風なんでバリカンでさっとやればいいのに、
「微妙な凹凸や髪の癖はハサミ出ないと・・・。」
とても丁寧な仕事をしてくれる。
若いスタッフさんが将来を夢見て頑張っている。
閉店後も数時間はトレーニングをしている。
お店の近くに住んでいたのはかれこれ20年ぐらいも前のこと。
その頃は週に何度かは駅前の清掃を行い、
「今日も元気でいってらっしゃい」
と一同でならんで見送りの挨拶をしていた。
当時、そんなことをやっていたのはスタッフの先輩たちだが、
店のお客で覚えている人も少なくなったそう。
通うのもなんだからと思うのだが、
付き合いが長いとなかなか離れられないものである。
店長のカットの後は頭皮のクレンジングと髭剃り。
合間の時間にサービスのマッサージを入れてくれる。
ほんの数分のことなのだが、
とても気になるところである。
店長は仕上げまでの間、別のスタッフに任せる。
今日は他店から移ってきたスタッフさんが担当する。
指の入り方が絶妙で驚いた。
サービスの域を超えている。
肩の緊張をさっとほぐしてくれた。
自分も素人ながら何年も教わった。
多少の覚えはある。
力任せに筋肉の上から押したりすると、
かえって疲れてしまう。
いや、痛いだけで不機嫌になる。
くすぐったいのは好きではない。
指を少し転がすと指先が自然に張り付くような感覚のところを軽く押すだけで
自然と緊張はほぐれてくれる。
ツボの位置とかなんだとかはあるが、
全く見当違いを強くやられると困ってしまう。
今日はというと、
指先が吸盤のように張り付いて
自然と適度な力で押してくれた。
指の力が奥に入っていくような感じだった。
思わず120点と思った。
ほんの1~2分のことなのだが。
来月が楽しみである。
ささいな気遣いがとても嬉しかった。