少しずつ変化すると気が付かないことがあるが、
ある時えらく変わっていることに気が付く。
高速を走っていて渋滞にはまる。
普段はあまり気にしない風景、
ぱっと見て変化に気が付いてしまった。
一般道を走っていても気が付かなかったのだが、
上から見ると開発がすごくすすんでいた。
田畑だった場所が造成される。
数年もしないうちに住宅地になってしまうのだろうな。
マンションやショッピング施設と賑やかになるのはうれしいが、
徐々に緑のある場所が失われていく。
少し悲しい気がする。
時の流れである。
仕方がないこと。
大きなショッピングモールは確かに楽しい場所ではあるが、
目的がないとただ人ごみに埋もれるだけで
楽しい場所ではなくなってしまう。
集客に優れた大型の店舗、
快適な空間ではある。
ただ街中にあるようなチェーン店の塊のような
あまり個性のないモールもある。
そんな場所も物珍しさに数年は人がにぎわうが、
新しいお店が出てくると閑散としてしまう。
ショッピングモールが出来たことで
周囲の小さなお店は無くなっていく。
確かに競争社会ではあるがいい気分ではない。
町の本屋さんが随分と少なくなった。
大きなチェーン店だけが残る。
出版不況が話題となって久しいが、
小さなお店には魅力があった。
売れ筋だけの本を置く大手と違って、
レアなものも置いていることがある。
都心部のお店まで足を運べば
多くの本を探すことができるのだが、
近所では店を変えても同じような本しか置いていない。
個性がないお店が多い。
オリンピックの招致が決まり、
いつも釣りへと行ってる場所が再開発される。
あれだけ施設をつくるとなると、
トラックとか増えて行きづらくなるのかもしれない。
開発はうれしいこと、
気になっていた話題といえば水質の問題。
お世辞にも綺麗とはいいづらい。
20年も前と比べたら随分と綺麗になったと思うとこもある。
何年か前に湾奥にイルカが戻るという話が合った。
浚渫してヘドロをさらい、さらに藻場・砂場を作って欲しい。
溶存酸素を増やさないことには生物も息ができない。
青潮の原因の浚渫跡を埋め戻し、
夏場でも透明度のある海にしてほしい。
所詮は人が造った護岸だが、
居心地のいい海辺を造って欲しい。
そう思う。
少しずつでいいから。