むかしむかしあるところに
おじいさんとおばぁさんが住んでいました。
おじいさんは山へ芝刈りに、
おばぁさんは川へ洗濯に行きました。
おばぁさんが川で洗濯をしていると
川上の方から何やら小さなスイカが流れてきました。
「まぁ小さなスイカだこと。持って帰っておじいさんと一緒に食べよう。」
そういっておばぁさんは洗濯を早々済ませて家に帰ったとさ。
おじいさんはあまりにも暑いので、
とっとと見切りをつけて家に帰ったとさ。
おじいさんが家に着くとおばぁさんが、
「おじいさん、川で仕事をしちょったら小さなスイカが流れてきた。」
「ほう、これはうまそうなスイカじゃ。さっそく割ってたべよう。」
早速、おばぁさんはまな板と包丁を持ってきて
流れてきたスイカに包丁を入れたとさ。
「おじいさん、このスイカ硬くて私の力じゃ割れんよう。」
するとおじいさんは
「わしがやってみよう。」
おじいさんが渾身の力を入れてもスイカは割れません。
「ばぁさん、今度は二人でやってみよう。」
こんどは二人で力を合わせて割ってみましたが、
包丁がスイカの皮に刺さったところで止まってしまった。
「わしらの力じゃ割れへんの~。」
「じいさん、わしゃほかにやることあるから、猫の手でも借りとくれ~。」
あきらめたばぁさんがその場を離れようとすると、
何やらスイカの中から変な声がしてきました。
「な~んやそれ、猫に手はあらへんで~。4本とも足や~。」
二人はスイカの中から聞こえる声に驚いて
腰を抜かしてしまいました。
しばらくして二人は落ち着きを取り戻しましたが、
スイカの中からは相変わらず声が聞こえてきます。
「な~んや、これ、いてててて」
「ばぁさん、中に人がおるぞ~。」
「じいさん、中におるの~。」
二人でスイカの割れ目を見ていると赤い汁が流れてきました。
「な~んや、これ」
あっけにとられる二人にスイカの中の人が言う。
「ち~や」
二人はスイカの裂け目に手を入れてスイカを割ることにした。
「せーの」
スイカが割れると中から親指に「ち」の文字の入った絆創膏を貼った
大木こだま師匠が飛び出して、
「そんなんチッチキチーやで~。」
と言ってどこかへ行ったとさ。
おしまいおしまい。
暑い夏、スイカは小玉より大きい方がいい。
おおきこだま、
名前に大きいと小玉が入っていた。
意味が違うがまぁいいか。
お~さむ~、お~さむ~、お~さむ~、オサムちゃんで~す。ドント欲しい。
古いCMのギャグでした。
少しは涼がとれたかな?
今年初物のスイカです。
小玉は真ん丸で包丁を入れる快感があるが、
食べるのは大きい方が食べ応えがある。
スーパーで大玉の八割を買ってくる。
昔からスイカを食べるときに塩をふる習慣があるが、
個人的にはあまり好きではない。
子供のころからそう教わってはきたが、
塩をふったスイカを美味しいとは思わなかった。
最近になってその理由がわかる。
純度の高い食塩だと不自然な塩辛さが
スイカの味そのものを悪くしていたのではないかと。
そこで岩塩をふって食べてみた。
これがとてもおいしい。
まぁつまらないことなのかもしれないが、
少し納得する。
あっ、トリコとワンピース録画するのを忘れた。
まぁいいか。