中学生の頃だったと思う。
今のJ-POPに繋がるニューミュージック、
フォークソングがそう呼ばれ始める前のことである。
アリスが甲斐バンドなんかが流行する。
「モーリス持てば君もスーパースターは夢ではない」
音楽を習ったこともなく、
フォークギターのチューニングで音を上げる。
音叉とハーモニクスだけでチューニングするのだから仕方ない。
弦を貼っていけば音が高くなる。
これはあたり前のことだが、
そういう先入観にとらわれてチューニングすると
音がばらばらになる。
ピアノとかも厳密には温度湿度の影響を受けるものだと思うが、
ギターほどではない。
ギターのネックはそってしまう。
チューナーなど持っていなかったときは
音叉で5弦からチューニングしたのだが、
現在持っているエレキギターは1弦からチューニングする。
チューナーで合していくとそれのほうが合理的に思えたし、
5弦から合わせた時より音がずれにくいように感じる。
そう感じるのは自分だけかな。
エレキギターなんぞ引けるわけでもない。
指のトレーニングを始めたときは、
頭から左手の指先まで神経痛が走って
数日肩が上がらなくなってしまった。
オブジェ化していくかに思われたが、
たまに昔おぼえたコードで弾いてみる。
リズム感なし
音程も変
当面は披露出来ない状態です。
けれど歌ってみたい曲もある。
「ヘビーレインからもう一度」
「Sunset Hills」
耳コピをすれどもやっぱり変!!
仕方ない。
そういう勉強をしてきていない。
2212221
途中に♯がついたり♭がつくことと、
どの音階から始まるかで
「ト短調」「二長調」など呼ばれるが、
チンプンカンプンである。
3連符、4連符なんてもってのほかで、
テキストと付属のCDをいくら聞いても再現できない。
「腕白でもいい、たくましく育って欲しい」
そう思いながらもたまにギターを持つ。
なんでエレキかというと、
アパートでアコースティック・ギターだと
夜に音が響いてしまう。
弦の直接音だけだとそれほど響かない。
それだけの理由である。
買ってからどれだけたつことやら。
お金もないが少しの楽しみは持っていたい。
ただそれだけである。
コード譜とかバンドスコアとか出ているものであればいいのだが、
なかなか歌いたい曲は楽譜として出ていない。
譜面を見なくともどんなメロディでも頭に入ってしまうぐらいならいいのだが、
なんせ音楽センスはほぼゼロ!!
それでもいい
ただ超下手くそながら、
指を動かすのは脳が刺激される。
とはいえ、新たな火種になるソフトを買ってしまった。
役に立つかな?