うつからの脱出 

日々の徒然なる思い、その他興味あることを書いています。

地震、怠惰、その後坂田明

2007-07-17 01:46:26 | LIVE
朝八時には起きたのだが、朝食後、気力もなくソファーでダラダラしてたら、突然揺れが襲った…

縦揺れの後、かなり長く横揺れ…
急いで、NHKをつけてみる。

新潟と北信で震度6。
まだ、被害の報告は少ない。

そのままNHKをつけていたら、被害の状況がわかってきた。
やっぱり、昔の家で瓦葺きのが壊れている確立が多いみたい。

耐震構造とか関係ない時期の建物だからなぁ…

でも、そんな状況を見つつ、何かをしようとする気力も湧かず、グダグダしてた。

気がつくと、5時を回っていた。あれ、今日は坂田明のライブ…
チケットを見ると、17時開演!!

慌てて、家を出て、ホールに着いたのが17時半。
途中から、中に入れてもらった。


坂田明ってみじんこの研究の方が有名になってきてるけど、アルトサックスプレーヤーですよ。

今日は海の日ってことで海にちなんだ曲(中にはこじつけもあったけどw)をやってました。

たこ八郎と親交があったのは以外。

前半はリズムって曲で盛り上がったけど、ピアノのソロは今ひとつだったなぁ…
(やっぱりヨースケさんには敵わないかw)

休憩の後、
坂田さんのボーカルではじまった。(貝殻節だったけ…)


そして一番印象的だったのは、谷川俊太郎さんの詩の朗読。

「死んだ男の残したものは」





死んだ男の残したものは

ひとりの妻とひとりの子ども

他には何も残さなかった

墓石ひとつ残さなかった





死んだ女の残したものは

しおれた花とひとりの子ども

他には何も残さなかった

着もの一枚残さなかった





死んだ子どもの残したものは

ねじれた脚と乾いた涙

他には何も残さなかった

思い出ひとつ残さなかった





死んだ兵士の残したものは

こわれた銃とゆがんだ地球

他には何も残せなかった

平和ひとつ残せなかった





死んだかれらの残したものは

生きてるわたし生きてるあなた

他には誰も残っていない

他には誰も残っていない




死んだ歴史の残したものは

輝く今日とまた来る明日

他には何も残っていない

他には何も残っていない




今生きてる人が、平和に暮らせるのも、俺が体験したことのない戦争という重荷を引き摺っている人がいるからかもしれない。

ココロに堪えました。


ラストのアンコールはソフィアローレンの「ひまわり」の曲。

たまには、ゆっくり席に座りながらのライブも良いかなって。