深見城址は、城山史跡公園の場所の向かいにある場所で、手付かずで保存されている森林エリア。公園の近くにある駐車場で車を停めて、早速森林浴散歩に出発。


駐車場から、城山史跡公園を左手に見ながら細い路地を進んで行くと、深見城址が見えてくる。近所には大きな地元の家などが見える。




入り口には深見城址に関する案内版が。どうやら発掘調査により、16世紀の戦国時代に築城された城らしい。藤原氏の末裔と言われる山田伊賀守経光によって築かれたと言われているが、あまり資料も残っておらず定かではない模様。

縄張りの図もあるが、境川を背に、なかなか興味深い構造になっていたようだ。

城址の敷地に入っていくと、両側には土塁らしき形状もあり、ちょうど空堀の底が通路になっているかのような古道が境川に向かって引かれていた。途中には天竺坂と書かれた碑が建っており、どうやらこの空堀の道と交差する南北方向の道は鎌倉古道と呼ばれていたようだ。



途中には多くの空堀・土塁跡も残っており、城址を思わせる遺構として確認出来た。





古道を抜けると境川に到着。ここは歩道なども整備されている。

そして城址をぐるっと一周してみたが、大和市のマンホールを発見したので、恒例のマンホール紹介として2種類載せておこう。


深見城址はなかなか小粒な城址だったが、僅かながらも遺構が確認でき、自宅からも近いこの元相模国、武蔵国には古戦場も多く、今は遺構が確認出来ない城址も多く残っていると思われ、なかなか奥が深い。