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感動のドラマ、『僕のいた時間』

今クールは、いつになく多くのドラマを見ている。
大河ドラマの『軍師黒田官兵衛』、『ロストデイズ』、
『S』、『福家警部補の挨拶状』、『戦力外捜査官』、
『明日、ママがいない』、『紙の月』、
そして『僕のいた時間』の計8本。
なかなか全部こなすのが大変だが、
どれも面白いドラマばかりだ。
これからいよいよ最終回に向けて一気に盛り上がる。

先日、『戦力外捜査官』についてブログでも
取り上げたが、今回はその他に気に入っている
ドラマをもう一本紹介したい。

フジテレビ水曜日10時放送の『僕のいた時間』。



これは、ALS(筋萎縮性側索硬化症)と言う
難病に冒された若き男性の物語だが、
病気を知る前の平和ながらもどこか
目標の無い、満たされない毎日から、
彼女が出来たことで、少しずつ
生き甲斐や前向きさが出始める。
しかしそんな矢先に難病が発覚して、
いきなり地獄に突き落とされ、そして彼女とも別れる。
しかし、これを機に、決してヤケにならずに
自分、そして病気とも向き合い、
自分に残された短い時間を精一杯
社会の中で活きて行く強さを
身につけていく過程が描かれて行く。



僕は昔から不治の病を取り上げた
重いドラマにどうしてもハマってしまう。
ちなみに今までで最も感動したドラマは
『1リットルの涙』だ。その意味でも、
このドラマは放送開始前からかなり気になっていた。



ALSを抱える主人公の拓人役には三浦春馬、
そして彼女役には多部未華子。
この二人は映画『君に届け』でも共演していたが、
今回もなかなか息のあった演技を見せている。
三浦春馬もかなり体を絞り、病人としての
演技にもリアリティを持たせている。



一方、多部未華子は何とも不思議な存在だ。
多部ファンには悪いが、彼女は決して
ずば抜けて可愛いわけでもないのだが、
いつも主役をはれるャWションにいる存在。
でも、確かに演技力には確かなものがあるし、
三浦春馬の彼女役を演じる今回も、
段々可愛く見えてくるから不思議である。



二人を囲む俳優陣もなかなか多彩だ。
弟役には今人気上昇中の野村周平、
親友役にはジャニーズの風間俊介、
その彼女役には人気モデルの山本美月、
先輩には今ドラマに引っ張りだこの斎藤工、
他にも浅田美代子、原田美枝子などの
ベテラン勢が固める。

『僕のいた時間』が放送されている裏では、
あの話題となった芦田愛菜ちゃん主演の
『明日、ママがいない』がTBSで放送
されていることもあり、視聴率は当初
あまりふるわなかったが、ドラマの中身としては、
かなりレベルが高いと思うし、
とてもうまく描かれていると感じる。



暗くて重いテーマながら、
時折軽いタッチを加え、恋愛模様も交えながら、
何とか希望を持ち続けながら、難病と向き合い、
そして前に進んで行く。子供の頃から優秀で、
医学部に合格し、両親の期待を一身に背負い、
医者を目指す優等生の弟がドラマの始めから
登場しているが、全く何の不自由も無く、
将来が約束された筈のこの環境に、実は弟は
大きな不安と反発を感じており、
自分が本当は何がしたいのかを見失ってしまう。
そんな中で、全てを失って将来の希望すらない
筈の病気の兄が、賢明に前を向いて、目標を持って
進む姿を見ている内に、弟の心境も大きく変化して行く。
正に主人公の病気を通して、弟、両親、友人、
職場の仲間、彼女等、周りの人間の人生が
少しずつ変わって行く所も
このドラマの大きな見所である。

これからいよいよクライマックス。
最後まで楽しみにしたい。
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