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関西の城制覇計画 その13 『伏見城』

今週末は、念願の伏見城を訪れた。
伏見は大阪と京都、そして奈良と京都などを結ぶ中間点でもあり、
人と物資の物流には重要な場所であったが、
豊臣秀吉が1592年に伏見指月地区に伏見城を築城。
今では築城当時の姿は全く残っていないのだが、
伏見城の跡には1964年に遊園地“伏見桃山キャッスルランド”建設され、
園内に5重6階の大天守と3重4階の小天守、
櫓門などを伴った模擬天守が鉄筋コンクリート構造で建てられた。
2003年にキャッスルランドは閉園したが、
その後模擬天守は伏見桃山運動公園として整備され、現在に至っている。
2007年10月には、映画『茶々 天涯の貴妃』撮影のため、
東映が約1億円を負担して、望楼の下に虎の装飾がなされたほか、
鯱を金色に塗り替えるなどの改修がなされ、
これらの装飾は撮影終了後も同年内はそのままとなっている。



よって現在の伏見城模擬天守には歴史的な価値は無いが、
それでもその優雅な姿とスケール感は噂に聞いており、
ぜひ一度見てみたいと思っていた。

そして噂通り、実際に立ち寄ってみるとこれがかなりのド迫力!
大阪城にも迫ろうかと言うくらいのスケールに圧唐ウれてしまう。




そして、他の城には無い、朱色のとても艶やかな色合いが
そのスケールとは裏腹に、繊細で美しい女性的な魅力を感じる点もユニーク。
当時、茶々向けに建設した秀吉の心境を思いながら鑑賞するのも
また楽しい天守閣である。小天守もなかなかのサイズで、
大天守とあわせるとかなり絵になる見事なコンビネーションである。



門には豊臣秀吉の家紋で、僕の家紋でもある“五三の桐”があり、
なかなかカッコいい。



伏見城以外の伏見の有名な観光スャbトと言えば、やっぱり伏見稲荷大社。
初詣には関西地区で最大の参拝者数を誇り、
稲荷神を祀る全国4万社の稲荷神社の総本山である。



有名なおびただしい数の千本鳥居が、異次元ワールドを作り上げている。



そして、伏見稲荷大社と言えばやっぱり“狐”。
狛犬の代わりにいたるところに狐の像があり、その表情も様々。
とても不思議な空間である。



伏見は坂本龍馬ゆかりの地でもある。
龍馬が襲撃されたことでも有名な“寺田屋”も初めて訪れたが、
当時のまま保存されており、今では人気の観光スャbト。
龍馬が襲撃されたという2階の部屋には、壁の柱に刀痕や弾痕が
残っており、当時の生々しい様子が伺える。



そして、伏見城下町は、酒蔵が多いことでも有名だ。
伏見の地下には良質の地下水が豊富で、まさに美味しい日本酒を
作るには最適の環境。有名な月桂冠や黄桜の工場もここ伏見にある。
セクシーなカッパのCMで有名な黄桜による
博物館/ギャラリー/ショップ等が集まる“黄桜カッパカントリー”に
立ち寄ったが、ほのかに日本酒の匂いが漂う、
なかなか楽しい場所である。




黄桜カッパカントリー
京都市伏見区塩屋町228番地
075-611-9919
http://www.kizakura.co.jp/ja/c_top.cgi?id=1

ランチは、酒蔵神聖酒蔵が経営する、伏見の老舗鳥料理“鳥せい”へ。
そして定番となっているとりめし定食(730円)を注文。
古く、味のある建物も魅力的だったが、
その柔らかい鶏肉はとても美味しかった。





鳥せい
京都府京都市伏見区上油樺ャ186
075-622-5533
http://www.torisei.com/shop/honten.html

伏見は京都にも大阪にも近く、歴史的なスャbトが数多く残るエリア。
その魅力に初めて触れて、大いに満喫することが出来た。
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