先日、お店でこちらの小さな可愛いイラスト作品集を見つけた。てらおかなつみというイラストレーターによるワンちゃんのイラストが描かれた作品集だったが、そのワンちゃんたちがあまりにも可愛くて思わず手に取ってしまった。
しかし、このイラスト、どこかで見たような気がするんだけど・・・・と思いながら、思わずイラスト集を衝動買い。3,000冊限定での販売のようで、1冊毎にシリアルナンバーが入っていて、表紙には直筆サインも入っているのが嬉しい~。
こちらの可愛いキャラクターのクリップも記念に購入。
イラストレーターのてらおかなつみさんのことが気になってちょっと調べてみたところ、1992年生まれなので、今年で32歳になる方だ。広島の高校から、京都精華大学 デザイン学部 グラフィックデザイン学科を卒業し、2016年からフリーランスのイラストレーターとして活動しているようだ。
色鉛筆と鉛筆を使って絵を描き、メインは可愛いワンちゃんを中心にしているイラストだが、良くみるととてもシンプルなデザイン。しかしどこか暖かく、ほっこり・まったりした感じのタッチがとても可愛くて癒される。どこかミッフィーを少しソフトにしたような感覚もある。
今回購入した作品集は、『犬の絵 作品集 vol.2』というもの。まずは僕の大好きなネイビー色の背景に、可愛い白いワンちゃんが描かれた表紙に惹かれてしまったのだ。色も構図も、まさに僕の大好物と言えるデザインである。そして、収録されているイラストはどれも可愛いワンちゃん(一部猫も登場)。だっこしたり、毛布の上でまったりしていたりするシチュエーションが、まるでうちのきなこを見ているようで、どのイラストも見ているだけで癒されてしまう。すっかりてらおかなつみさんのマジックにかかってしまった。
そして、作品集を眺めれば眺めるほど、前にどこかで見たような気がしてならない!と思いながら考えていたところ、2023年に出版された僕の好きな作家、川上未映子のエッセイ、『深く、しっかり息をして』の表紙を飾っていたことが判明。これを見て、どこかで覚えていたのだ。当時表紙のイラストを見た時も可愛い絵だなあ、と思っていたものの、結局誰が描いているかわからないままだった。しかし、てらおかなつみだったということがわかって何だかすっきりした。
これからも日本全国での展示会やイベントなどもありそうなので、これからてらおかなつみさんの作品を気にしながらウォッチしていきたいと思う。