先日、『WBLC 2023』について何度か取り上げたが、今年はブルース・リー没後50年という記念すべき年であり、7/20の命日前後で様々なメディアがブルース・リーの話題を取り上げられていた。そんな中で、朝日新聞が7/18から4日連続で夕刊にブルース・リーのコラムを掲載。僕は既に新聞を取っていないので、実家で夕刊をゲットして、スクラップとして切り取った。
4日に渡り、ブルース・リーに関する様々なエピソードを取り上げ、実に素人にもわかりやすく、シンプルに纏めているといった印象。僕のようなブルース・リーマニアとしては、新たな発見みたいな内容は無かったものの、改めて“そうそう!”と共感してしまう有名エピソードや、ブルース・リーと言えば“そうそう、これこれ!”、と言いたくなってしまうような内容が記載されており、没後50年記念としては良い記事であったように思う。
計4回の見出しは下記の通り。ブルース・リーが武道、映画、哲学、カルチャーに影響を与え、今も世界中で与え続けていることなどを上手く振り返っている。
- 『アチョー』 世界が沸いた
- 大男を倒す 小柄な東洋人
- 『水になれ』 武術に優美さ
- 燃え続けるドラゴン伝説
32年という短い人生を終えたブルース・リー。まさに時代を鋭く捉え、世界中に大きな革命を起こした小さな東洋人であり、同じ東洋人として誇りに思える存在だ。アクション映画、格闘映画で革命を起こし、後のクンフー映画、空手映画ブームを巻き起こすことになる。そしてITにも通じるイノベーション思想の持主で、様々なトレーニングギアを考案。ヌンチャクを世界に広め、様々な武道のいいところを上手く融合した自身の截拳道(Jeet Kune Do)は、後の総合格闘技の原型でもあり、その意味でもブルース・リーは総合格闘技の父とも言われるほどだ。ワシントン大学で哲学を学んだブルース・リーは武道に自信の哲学思想を持ち込み、『考えるな、感じろ(Don’t Think, Feel!)』、『水になれ』など、様々な名言、格言を残しており、生き方そのものに僕も大きな影響を受けた一人である。
没後50周年の今年は、また改めてブルース・リーの偉大さ、そして自分の中で如何にブルース・リーイズムを昇華していくのかを見つめ直す良い機会となった。