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ブルース・リー最強のバイブル、『李小龍大全』!

1990年代にアメリカで発売されたブルース・リーのシリーズ本がある。それはブルース・リーに関する出版物では第一人者でもあるJohn Little氏が編集したので、ブルース・リーの人間性、武道、そして哲学にスャbトを当てた3冊のシリーズとして出版された。そして、この3冊がセットになった形の日本語訳版がソニーマガジンズ社から『李小龍大全』として1998年に出版された。3冊がボックスに入った形で、かなり豪華仕様になっている。



しかし、この『李小龍大全』は既に絶版となっており、ネットでは20,000円近くしてしまうので、長らく購入を躊躇していた。しかも、実はこの3冊のオリジナル英語版は既に持っていたのも躊躇していた理由だ。しかし、今回ようやく、かなり安価で状態の良い中古品を入手する出来た。3冊の構成は下記の通りとなっている。



『李小龍大全 (The Bruce Lee Library)』
第1巻 ドラゴンかく語りき (インタビュー1958年~1973年)
第2巻 グンフーへの道 (中国武道の研究)
第3巻 截拳道 (ブルース・リーの格闘哲学)



第1巻は、ブルース・リーについて様々な人が語っているインタビューを取りまとめた内容で、とても興味深い。第2巻は、ブルース・リー自身が生前に中国武術に関して纏めたもので、截拳道のルーツともなっている詠春拳や、中国武術の歴史なども取り上げた内容で、かなり貴重な記録が収められている。そして第3巻は、いよいよブルース・リーが編み出した武道である截拳道にフォーカスした内容。3巻の中で最もページ数も多く、かなり充実した内容だ(ブルース・リー自身の著書である”Tao of Jeet Kune Do”の内容もカバーされている)。



持っている英語版と日本語版を比較してみたが、日本語版の方はサイズが少し小さい。しかし、基本的に内容は同じだ。



ブルース・リーの写真が多く掲載されているのも嬉しい。またブルース・リー自身が描いた貴重なイラストも多く載っている。



英語版の方は、実はこの3冊以降に『The Art of Expressing the Human Body』という、肉体トレーニングに関して纏められている本が出ており、これもかなり前アメリカ駐在時代に本屋で購入した。これが第4巻となる位置付けだが、残念ながら日本語化はされていないようだ。



この『李小龍大全』は、様々な角度からブルース・リーの人生や哲学を振り返った内容で、読んでいて興味深いのと同時に、もはやブルース・リーの歴史遺産的な価値のある本である。今回、ようやく日本語版を安く入手出来たのは何とも幸運であった。

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