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ついに観賞!スターウォーズ『オビ=ワン・ケノービ』!

僕は無類のスターウォーズフリークで、映画の全エピソードとスピンオフ作品も全て観ているし、ブルーレイなどでコレクションしているが、2022年からDisney+チャンネルで放送されたミニスピンオフシリーズ、『オビ=ワン・ケノービ』をまだ観れずにいた。しかし、先日ようやく待望のブルーレイが発売となり、ついに観賞することが出来た。

全6話からなるミニシリーズで、ブルーレイでは2枚のディスクに3エピソードずつ収録されている。スチールブック仕様でなかなかカッコいい。各1時間で全6話なので、合計6時間あまりだが、映画で言えばちょうど2本分くらいの長さだと言えるが、今回ブルーレイで全6話を一気見してしまった。

物語はちょうと『スターウォーズ エピソード3/シスの復讐』から10年後、タトゥイーンでルーク・スカイウォーカーを見守るオビ=ワンから始まる。かつて新三部作でオビ=ワンの若い頃を演じたユアン・マクレガーが再びオビ=ワンを演じる形でシリーズに戻ってきた。ユアン・マクレガーは本作のプロデューサーでもあり、この作品への気合が伝わってくる。そして、なんとエピソード3でオビ=ワンとの対決に破れ、瀕死の重傷を負ったアナキンがダースベイダーになってしまったが、新三部作でアナキンを演じたヘイデン・クリステンセンも再出演しており、映画シリーズとの確かな継承が実現した素晴らしいテレビミニシリーズとなっているのだ。

オーダー66の10年後、帝国の審問官はジェダイを狩り、ほとんどは殺されている。オビ=ワン・ケノービはタトゥイーンで隠れ住み、ルーク・スカイウォーカーの成長を見守るがフォースは弱まっている。野心的な審問官のサード・シスター(リーヴァ)はオビ=ワンをおびき寄せるため、オルデランでベイル・オーガナとブレア・オーガナに育てられるレイアを密かに誘拐させる。ベイルに救出を依頼されたオビ=ワンはダイユ―に行ってレイアを救出し、帝国からジェダイら反抗する人々を脱出させる"パス"ネットワークの助けで脱出しようとするも、レイアはリーヴァに捕らえられ、オビ=ワンは死んだと思っていたダース・ベイダー(アナキン・スカイウォーカー)と対決して負傷する。"パス"の一員のターラとともに審問官の要塞からレイアを救出する。リーヴァは取り付けた発信器でジャビームにある"パス"の施設にレイアとオビ=ワンがいることを知り、ベイダーとともに襲撃する。レイアとオビ=ワンを含む"パス"のメンバーは犠牲を出しながらも脱出する。かつてジェダイ・イニシエイトの仲間を殺された復讐を遂げるためにベイダーの歓心を買ってきたリーヴァはベイダーを襲うも敗れる。オビ=ワンは他の"パス"のメンバーを救うために、単身でベイダーと対決する。次第にフォースを取り戻して圧倒するも、止めを刺さずに去る。リーヴァはタトウィーンでルークを殺し、再びベイダーの信頼を得ようとするも思いとどまりルークを義父母に返す。オビ=ワンは今後ルークに近づかず、普通に成長させることに決めるのであった。

全6話を観終わった感想として、かなり見応えのある内容であったと言える。スターウォーズサガに忠実に継承したストーリーと世界観になっており、オビ=ワンとダースベイダーの2度にわたる直接対決がハイライトになっている点で、スターウォーズファンにとっては感動的なミニシリーズとなっている。特に、今回のミニシリーズは、映画のエピソード3とエピソード4(オリジナルのスターウォーズ第一作)の間の物語で、このシリーズを見ると、アレック・ギネスが晩年のオビ=ワンを演じるエピソード4がまたより一層楽しく観ることが出来るのではないだろうか。かつてはオビ=ワンの弟子(パダワン)であったアナキンことダースベイダーとの師弟対決は、何度見ても切ない。そしてオビ=ワンも本作の始めは長年戦いから離れていて、フォースの力も弱まっていたが、再び戦いに巻き込まれる中でオビ=ワンがフォースを取り戻していく様子が、ダースベイダーとの対決によって鮮明に描かれるのも実に嬉しい展開である。

スターウォーズのストーリー上、今回オビ=ワンもダースベイダーも死なないことはあらかじめわかっているので、ある意味安心して観ることが出来たが、その分他の登場人物などにも注目する余裕があったのも有難かった。エピソード3の最後に、レイアとルークという双子を産んでパドメ・アミダラ(ナタリー・ポートマン)は亡くなってしまい、ルークはタトゥイーンの農夫の元に息子として預けられ、レイアはオーガナ家の娘として預けられるところで物語は終わるが、今回は幼くて可愛いレイア姫が誘拐されてしまうエピソードから始まる為、リトルレイアとの物語でもある。頭が良く、勝気で正義感も強いその少女は、のちにプリンセスレイア(キャリー・フィッシャー)となる片鱗を見せており、とても良く描かれている。

また今回はエピソード3の後半で、ダークサイドに堕ちたアナキンが、ジェダイ寺院で幼いジェダイの子供たちを惨殺するが、この中で生き残った少女の一人が帝国軍の尋問官の一人、リーヴァ(サードシスター)として執拗にオビ=ワンを追う役を演じるが、幼い頃に仲間たちをアナキンに殺された憎しみから、密かにダースベイダーを殺そうとチャンスを伺っており、最後はオビ=ワンとの対話によって帝国軍からも解放され、自由の身になっていく物語も展開される。

他にもオビ=ワンを助けるターラという人物も重要な役どころとして後半の3エピソードに登場するが、途中で仲間を守るために犠牲となってしまう。

あくまでもスターウォーズ本編の間のサブストーリーなのだが、エピソード3と4の間を埋める物語としては興味深いし、ちょうどスピンオフ映画『ローグ・ワン』と『ハン・ソロ』の時代の少し前を描いたものであると言えるので、各スピンオフ映画などと合わせて観ると、またより一層味わい深いものがある。最後にクワイ=ガン・ジンも幻影でオビ=ワンの前に登場するのがまた最高である。

この『オビ=ワン・ケノービ』は、スピンオフ映画として制作しても良かったような内容ではあるが、全6話のミニテレビシリーズにしたことで、より長く楽しむことが出来たかもしれず、ある意味お得だったかもしれない。アニメ『クローンウォーズ』シリーズもブルーレイを買って持っているので、これでまだ観れていないテレビシリーズは『マンダロリアン』だけとなったが、こちらの方は現在シーズン3まで放送されているので、こちらもまたブルーレイをいずれ購入してじっくり観賞することにしたい。

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