今回、最後に訪れたお城が豊橋の吉田城。
東岡崎駅から豊橋駅に到着。豊橋駅は、東海エリアでは新幹線も停車する比較的大きなハブ駅となっており、それなりに地方都市として賑わっていた。市内には市民の足として便利なトラムなども走っており、とても良い雰囲気。
まずは豊橋で有名なうなぎ屋さん、『のぼりや』に向かい、うな重を堪能。タレも美味しく、とても脂ののった美味しいうな重であった。やっぱり浜名湖に近い東海エリアにはうなぎ屋が多く、美味しいうな重が食べられるし、東京よりは比較的安価で嬉しい。
お腹がいっぱいになったところで、歩いて吉田城へ。敷地内には豊橋市役所、野球グラウンド、陸上競技場などのスポーツ施設もある広い公園となっていたが、昔は吉田城の城郭エリア内であったらしい。公園の入り口には、石垣の後が確認出来るが、ここには昔門や櫓などもあったことが容易に想像出来るのがまた楽しい。
そのまま公園を進んでいくと、見事な空堀に隔離されるように、周囲を四角く石垣に囲われた見事な本丸エリアが現れる。ここは鉄壁の城郭として、4つの大きな櫓に囲まれていたらしく、またまた当時を妄想しながら大いに城跡を楽しんでしまった。
そしてその本丸エリアの一角に、再建された吉田城天守閣が建っていた。ちょっと小ぶりな城ながら、なかなか魅力のあるデザインだ。中は資料館として様々な展示がされていて、その歴史に触れることが出来る。
この吉田城も、犬山城、清州城、岡崎城同様、ちょうど豊川の川沿いに建っており、城から見える豊川の風景は、他の川とちょっと違っていた。まるでヨーロッパの田舎で見るような川の風景で、沼地などもあってとても爽やかな雰囲気。この独特な雰囲気は、今回の旅行で強い印象に残った。
豊橋駅ではまたまた城マンホールを発見。豊橋は花火でも有名らしいが、花火と吉田城がマンホールにも描かれており、ご当地のプライドがしっかり刻まれていた。
今回の名古屋・東海の城めぐりはここで終了なのだが、この吉田城の後再び電車に乗って、すぐ近くにある”豊川”の有名な『豊川稲荷神社』を訪問したので、次は番外編として紹介したい。