そのまま比較的近いエリアにある『福知山城』、
そして『篠山城』にも足を伸ばした。
『福知山城』は、現在の京都府福知山市に、
明智光秀が1579年に築いた平城。
あの本能寺の変が起こる、僅か３年前に築かれた城である。
小ぶりな天守閣ではあるが、
１階、２階部分のウッディーな壁が、３≠S階の白い壁と
見事なコントラストを見せていて美しい。
城のデザインもなかなか秀逸だ。
現在の天守は比較的最近の1986年に復元された為、
残念ながら歴史的な価値はあまり無いが、
石垣は400年以上昔からそのまま保存されており、
特に明智光秀が近くの寺などからかき集めた、
転用石(四角い墓石のような石)が多く石垣に混ざって
積み重ねられている点がとてもユニークだ。
また、50メートルという日本一の深さを誇るという井戸跡
があるのも貴重な遺構である。
天守閣からは近くを流れる由良川を眺めることが出来る。
城の周りの紅葉も見事であった！
『福知山城』を後にして、今度は南下して『篠山城』に向かった。
篠山城は徳川家康によって1609年に築城されたが、
天守台を作りながら、結局一度も天守閣が築かれなかった、
とても珍しい城である。天守閣の代わりに、大書院が建てられ、
明治時代まで健在であったが、昭和19年に火災によって
焼失してしまったというからとても残念である。
今存在している大書院は平成12年に復元されたものなので、
とても真新しい感じがやや残念だが、どうやら12億円を
かけて復元され、８つの部屋がある広い院内の作り自体は見事である。
篠山城の城下町は、近江八幡にも似た古き良き商店街なども
あって観光地として賑わいを見せていた。
そしてこの商店街に『西町ブリキ玩具製作所』というレトロなお店を発見。
何と、店内には、あの僕の大好きな『鉄人28号』の
ブリキのおもちゃを製作していたというブリキ成型機が展示されており、
またここで製作された鉄人28号のブリキ玩具も幾つか
展示されていたのには感動した！
近くにある有名な和菓子屋、『鹿生堂』で
イノシシせんべい(5枚で何と105円！)と栗饅頭を購入したが、
どちらも、とても美味しかった！
鹿生堂
篠山市乾新町59
TEL 079-552-0314
http://r.tabelog.com/hyogo/A2807/A280702/28020453/dtlphotolst/
そして、ランチは篠山城から少し離れた場所にあるそば屋、『一眞坊』へ。
外観が完全に渋い田舎の民家で、そんなに目立った看板も無いが、
常に行列が出来る人気店。
そして、ここの『あつもり』と鴨ご飯を注文したが、
蕎麦は腰があって、しっかりと“蕎麦”の
味がしてとても深い味わい。胡麻をすった中に暖かい
そばつゆを入れて、蕎麦をつけて頂くのがまた一層の
美味しさを引き出す。
そして、鴨ご飯も意外にさっぱりしていて、
蕎麦との相性も抜群！
一眞坊
兵庫県篠山市住山276
079-595-1113
http://r.tabelog.com/hyogo/A2807/A280702/28000071/
ここ丹波篠山エリアはイノシシの肉で有名なボタン鍋などが有名だが、
猪肉の専門店なども商店街にあった。そしてボタン鍋の店には
何とキングコングもびっくりな巨大イノシシがビルの上から
道行く人々を見下ろしていたのにはびっくりした！
夕飯な三田牛で有名な藍屋で三田牛焼きしゃぶを堪能。
リーズナブルなお値段ながら、かなりの美味しさであった。
恐るべし三田牛！
三牛志 藍屋
兵庫県三田市下相野319-22
0795-68-0052
http://r.tabelog.com/hyogo/A2807/A280703/28003131/
今回は『駐c城』に始まり、『福知山城』、『篠山城』と
マニアックな三種三様の城をハシゴし、
念願の関西の城制覇という野望に
また一歩近づいたのであった。
