早春を告げる沈丁花が咲いていました。
爽やかさと甘さが溶け合う、心地よい春の香。
夏の梔子、秋の金木犀、そして沈丁花の3種は
三大香木と呼ばれている。
そのどれもが、好きな香り。
朝からこの幸せな香りに誘われたら、瑞兆かなと
そうも思えた。
けれども、その後
実家の白き愛犬が、朝天へと旅立ったと
告げるメールが・・・。
数か月の間、発作、痙攣、心停止の
繰り返し。
その度に、父が心肺蘇生をしていた。
それでもなお戻ってくれば、
ケロリとしていて
散歩して
何も無かったようにごはんを食べて
知らぬ内に、ねこの分まで平らげている。
こんなに何度も、息を吹き返せるものだろうか。
動物の生命力には、驚きと感嘆する。
19年…20年間、本当にありがとう。感謝します。
あちらでも、元気に楽しく駆け回ってください。
午後になって、
こちらは、雪が降っています。
と告げるメールが届いた。
寂しいと言う両親に
心の平安を保ちながら、これからの日々を送ってね。
とラストにプレゼントしてくれたのかも知れないと、
そう思うことにした。
安らかに。
白き愛犬に感謝 動植物に感謝
大地大自然に感謝 全てに感謝致します