日の名残り The Remains of the Day
アカデミー賞受賞よりちょい前、NHK「白熱教室」で「私を離さないで」を知り、映画を見たら、ものすごくいいので、
あー20年くらい前、レンタルしたこの映画を見ずに返却したなあ、
みんな良いって言ってたなあ、と記憶にあったものの、
どーも堅い映画のようで敬遠してた。
良かった。年取ったせいだなあ。
でも一週間レンタルで返却ぎりぎりまで細切れで見た。
物語は1956年の「現在」と1920年代から1930年代にかけての回想シーンを往復しつつ進められる。
ちょっとややこしい。集中集中。
石部金吉のホプキンスにひどい仕打ちをするエマトンプソン、ちょっと彼女にムカついた。
男心を弄んで、などと。
大英帝国の執事、召使い制度と文化はかなーり映画向きで良い。
監督
ジェームズ・アイヴォリー
脚本
ルース・プラワー・ジャブバーラ
ハロルド・ピンター(クレジット無し)
原作
カズオ・イシグロ
音楽
リチャード・ロビンス
撮影
トニー・ピアース=ロバーツ
編集
アンドリュー・マーカス
配給
コロンビア映画
公開
アメリカ合衆国 1993年11月5日
日本 1994年3月19日
上映時間
134分
製作国
イギリス アメリカ合衆国
言語
英語
製作費
15,000,000ドル
興行収入
23,237,911ドル[1]
ジェームズ・スティーヴンス - アンソニー・ホプキンス
ミス・ケントン - エマ・トンプソン
ダーリントン卿 - ジェームズ・フォックス
ルイス - クリストファー・リーヴ
ウィリアム・スティーヴンス(スティーヴンスの父親) - ピーター・ヴォーン
カーディナル(ダーリントン卿が名付け親になった青年) - ヒュー・グラント
スペンサー - パトリック・ゴッドフリー
デュボン・ディブリー - マイケル・ロンズデール
1週間くらい前に、近くの本屋でやっとイシグロ氏の本が入荷で平済みに。短編集と「わたしを離さないで」を買ってあるのですが、その前に今「わろてんか」関連で「花のれん」を読んでて、イシグロ氏は積んどくです。
こういう連綿たる歴史の底力みたいな映画。
どっちもおもしろく作れるってのが、悔しいなあと(笑
「私を離さないで」は映画と本、どっちが先がいいのか判断がつきかねるけど、原作に忠実に作られているし、キャストもぴったり、本の中の「静かな悲しさ、辛さ」がすごくいい。手放しで褒めてます(笑
寒さがじわじわきてますね ( ノД`)