タネの縁側  

偏見に満ちております。どなたの参考にもなりません、各自でお確かめいただきますよう御願いいたします。

わかる人だけ感動したらいいさ。

2025-02-07 | ビデオ アニメ
全く知らなかった。
キネ旬の2月号のランキング7位で初めて知った。





「ルックバック」

痛いほど感動した。

遠い昔に自分にもオボエのある感情に涙が止まらなかった。

自分より能力のある同級生を、自分よりも下に見ている自分。
その同級生のおかげで現在の自分があるかもしれない、
けどそんなことはほぼ忘れている。

それはそんな性格だったのと、自分は自分のことで一杯一杯だから。
多少薄情であっても、若いってそういうことだと思う。

もちろん今なら少しくらいはわかる。

恩とか、義理人情とかそういうやつ





相手を傷つけての別れ、その彼女の死、それは全部自分のせいだと思う。
だけど、
自分のコトバや薄情な性格のおかげで幸福になれていたことには、
まだ思い至らない。一生そのことを引きずるかもしれない、引きずるかわりに、
生きてゆかねばならない。


自分にとってとても大事な人だったとことを思い知る。
自分の今は彼女のおかげだったこと。
彼女と自分 対等であったのだと思ったらいい。


この作品の素晴らしいところは、虚構は人を救えるってこと、
その救いを創作できている人も傷だらけになっていること。

年寄は勝手にそう解釈した。それが
全然見当違いでも全然どうでもいい。
それも虚構のいいところだ、知らんけど。

少女じゃなくても年寄りもとても感動しました。
ありがとう「ルックバック」


日本のアニメってとんでもないレベルなんだなあ、たぶん。
アニメにかかわる大勢の人たちを死に至らしめたあの事件の犯人
は、わかっていない。
創造というものはわずかな思い付きのことじゃない。
似たようなアイディア 思い付きなんてそこら中の人が持ってることだと知らないくらい無知で世間を持たない奴だ。

ヒトの命の大切さもわかってなかった奴に創造などできやしない たぶん
彼がこの世を去るまでに、それをわからせてやって欲しい
どれほどかけがえのないものを失わせたのか。

公開日: 2024年6月28日 (日本)
監督: 押山清高
原作者: 藤本タツキ
原作: ルックバック


アマプラ
サントラとセリフの音量が違いすぎて、
サントラになるとばかでかい音が出て、ボリュームを下げると、セリフがほとんど聞こえない。
終盤はさほど気にならなかった。

映画館鑑賞の方は大丈夫だったんだろうか、レビューにそんなことを書いる人がいなかった
(全部チェックしたわけじゃないから、いたかもしれないけど)

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