<6月の雨>
生きとし生けるものに、豊穣の雨はかかせません。今年は…時期はやく、夏の雨が続いていますね。小さな庭にもカタツムリが顔を出しました笑。
天からの雨は、ひとの勝手には目もくれず、黙々と大地を育み、それでも命をつないでいます。コロナの時には特にそう思いました。
日々花草木、猫のみいちゃんと暮らしていると、自然の大らかさ、豊かさを感じています。
(もちろん、大自然の争うことの出来ない破壊力、残酷さも理解した上)
<俳優座とわたし>
さて、わたしは19才の頃に研究所に入って、21才で入団。30年以上、俳優座に所属して演劇舞台にたずさわってきました。遠く近く、いろんな時代がありましたが、大樹は倒れず。
10代から50代まで。人生ではいろいろありましたが俳優座は変わらずそこにありました。
しかし、コロナ禍を経て大きな局面に立たされています。
<樹齢100年を目指したい〜諸先輩が創り支えてこられた大樹>
この写真には、加藤剛さん、仲代達也さん、中野誠也さん、八柳 豪さん、大塚道子さん、岩崎加根子さん、川口敦子さん、そして東野英治郎さん(初代:水戸黄門)などが写っています。
加藤剛さんは本当にお優しかった… とても美しい俳優さんでした。舞台への情熱がつよく、マスコミへ移ってゆかれることはなく、生涯、俳優座に居られました。大塚道子さんに叱られたのが宝です。怖かった…でも凄かった。虎の優雅さと美しさ、ユウモアがありました。今どきはパワハラとかいって、先輩に叱ってもらえませんので、自分にとってはとても良い時代でした。(*わたしだけの主観)外部出演の舞台へ若手が出演した時、差し入れに『古狸』という和菓子を差し入れして下さって、お茶場でそれをみつけたわたしたちは、皆んなで笑いました。だって、ご自身のメッセージカードに ”古狸より”と書いてあったからです。
日本演劇全体を一本の大樹とみる。その太根の一本として、諸先輩の皆さんが、歴々世代に手渡してこられた大切な劇団を、いま私たちはお預かりしています。
しっかりと次世代へ手渡したい。ということで、劇団としてまず「創立80周年記念」の舞台づくりを目指して、クラウドファンディングに挑戦することになりました。
未来へ向けて、良いお芝居(生きる力)を創り、日本各地の皆さまと分かち合って行けるように、私たちと皆さんが、創造(想像)の翼を大きく広げて、大空を羽ばたけるように、いまここでしっかりと根を張らなくてはなりません。創立100周年記念を迎えられるように。
<HP表題文章より:劇団俳優座創立80周年|伝統と革新の次なるステージへ、皆様とともに>
<クラウドファンディングへ挑戦>
劇団総意としてどんな想いがあるのか、この劇団HPに書かれています。あわせて、社長:有馬理恵からのメッセージ動画もあります。
俳優座クラウドファンディング | 劇団俳優座
ご覧頂いて…ひとりでも多くの皆さまに、この活動の想いを知って頂きたいです。歴史の上に胡座をかいているのではなく、これまでどんな時代にもたたかってきて、今も続いています。この活動や想いを、知って頂くだけでも嬉しいです。
そしてもしも、お心の動かれますようでしたら、俳優座へのご支援をどうぞよろしくお願い致します🌿皆様からのご支援をお預かりしましたら、必ず『演劇(生きる力)』としてお還ししてゆきたいと思います。
豊穣の雨は… 土にとどまることなく、多くの生命を育み、世界を輝かせます。
そのように、ならって… 皆さまの貴重なお時間をお預かりし、さらに広がりと輝き、喜びをもった時間(舞台)にして… そう! "元気" にかえてお還ししたいです。
<俳優座朗読教室、7月期(7~9月)生徒さん募集♪>
▼ 詳細
https://haiyuza.net/roudoku/
<関連ブログ>
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