20代後半から献血するようになった。輸血用の血が足りないということが社会問題の頃だ。それ以前は売血時代で日雇い労働者が仕事にあぶれたとき売血して糊口をしのいだ時代だ。黄色い血液とかが問題となった。50年ほど前は景気がいいとは言いながら不況になると一挙に労働者があぶれる酷い時代だった。そのころは1回２００ｃｃで若くて健康だった。採血のときも短時間で終わった。前の人より早く採血が早く終わるのが常だった。４００ｃｃになってからは１度しかやっていない。イギリスに２週間滞在したのが問題だった。当時は未知の死の病にナーバスになっていた。４００ｃｃ採血と言うのは相当な負担だと後から思い知らされた。大腸から出血し医者の推定では１リットルだという。血圧は最高５０まで落ちた。その影響なのか１か月後に白髪が数百本以上あるのに気が付いた。それまでは１本も無かった。