ホカホカ気分

時々、線路の歩道橋に電車を見に行くんだけど、昨日は、立派なカメラを持ったおじさんが先客だった。
「もうすぐめずらしいのが来るよ～」と教えてくれて、わくわくしながら一緒に待っていた。
「この間、常磐線でイーストアイ見たんです！」と意気揚々と話したら、
「あー、年３、４回は通るよ。そんなにめずらしくはないよ。もうみんな（マニア仲間）見向きもしない」と。
なるほど、鉄道初心者がまず、飛びつく獲物なんだな。
など、いろんな話を聞いた。そして、年内はもう今日で最後という、めずらしい貨物列車がきた！
長い線路を専門に運ぶ貨物らしい。ちょっと感動。
通り過ぎて、さて、帰ろうと、お礼を言うと、
「君（ろくちゃん）、とてもいい顔をしてるねえ、いいものをあげよう」と、一冊の電車の写真集をろくちゃんに手渡した。
「え、もしかしてこの写真を撮られてる方なんですか！？」
「そう。ではよいお年を！」
そういって、颯爽と歩道橋を降りて早足で去っていった。
てっきり、撮りテツのおじさんだと思って、ペラペラしゃべってたら、実は写真家の方だった！
こんな素敵な出会いがあるなんて、ろくちゃんとホカホカ気分で帰りました。