Boruneo’s Gallery

絵はお休み中です
<作品には著作権があり、商業的使用は禁止とします>

4月の雪 9

2006年11月29日 23時13分40秒 | 創作話
        9 ~屋上~


---今日病院に行く予定でしたが、急に会議が入って行けなくなりました。
ごめんなさい。インスssiはどうしますか? ソヨン----

インスssiのアドレスを出すのに時間は掛からなかった。
指がもう覚えていた。
今はちょうど昼休み時間で、校庭は生徒たちで賑わう声が少し開けた窓から入ってくる。

~~♪♪~~
ソヨンの携帯にインスからとわかるメール着信音が鳴った。

---僕も今日は仕事で抜けれないんです。この間、言ってたでしょう。キムがとんでもない失敗をやらかしたって。その穴埋めです。ソヨンssiにはそんな事ないのかな? インス----

“私にだって色々失敗はあるのに・・・”そう思いながら、携帯の画面の文字を追いかけながら微笑んでたみたい。
家庭科のへギョン先生が「何、笑ってんの?面白いメールでも来たの?」と声を掛けてきた。
さばさばした先生で、私より6歳上の面倒見がいい素敵な女性だった。
今回の事故の件でも、学校の冷たい風当たりから守ってくれた優しい先輩だった。

他の人たちは妻の私は被害者だと同情する声を上げていた。
---被害者?
・・それってどういうことなのかしら。
私は“浮気をされた妻”という事が? 
愛に加害者や被害者があるの?
あの人の裏切りを許せるわけじゃないけど、愛の前では皆、平等だと思う。
人を愛するということは誰も悪くはないわ・・・だから、傷つくのよ・・・。
もしキョンホssiが本気だったら・・・それは・・・仕方のないことかもしれない・・・。

私はヘギョン先輩に「いいえ、別に、ちょっと思い出し笑いよ。」と濁して、職員室を後にした。
どこか一人になれる所へ・・ -----私は屋上へ向かう階段へと足を向けた。


キョンホssiの事はただ事故を起こしたとしか学校側に言ってなくても、
どこからか漏れるもので、面白おかしく言う人は必ずいる。

----・・不倫しているのよ・・----

その言葉に後ろめたさを感じていた。

・・・キョンホssiに?・・  ・・ 私に?・・・

私は別になにもしたわけじゃない。
それでも後ろめたさを感じていた。
起こるかもどうかもわからないのに・・・

屋上から見た空は薄空色をしていた。
校庭には小さく見える生徒たちが法則を持たない動きをしている。
“なんだか嬉しそうよ”先ほどのへギョン先輩の声が頭の中で重複していた。


あの時、インスssiの指が触れた時、恐かった。
指先から私の気持ちが見透かされそうで恐かったの。
手を握られた時は心臓を掴まれたみたいだった。

不安だったものが、形になった瞬間。
・・・・確信してしまったの、自分の気持ちに・・・・
あの時、インスssi は熱い目をして私を見ていた。
あの人も同じ事を感じているの?
私と同じ気持ちなの?・・・

ソヨンは携帯を開いてインスssiのメールを読んでみる。
そして画面を指でなぞってみた。
・・・不思議ね。ただの機械の文字なのに、あなたからだということがこんなに嬉しいなんて・・・
・・・メールをするようになってから、あなたの姿が鮮明に色づいて浮かんでくるの・・・
・・・唯一、インスssiを感じれるわ・・・

それでも、キョンホssiを嫌いになったわけじゃない。
早く良くなって欲しいし、元気なキョンホssiに戻ればと心から願っているわ。
そうよ、私たちは夫婦だもの・・・だから・・・。  

だから?・・・

そこから続く言葉がどうしても見つけられない。
ソヨンは、自分とキョンホの間に埋めれない、深い溝があることをとうとう見つけてしまった。
まだ肌寒い風が通り抜けていく。

キョンホssi、ごめんなさい・・
・・・心だけは・・・嘘がつけない
・・・あの人を追いかけている私がいるの
二人の男性を同時に愛するなんて、私には出来ないし、映画やドラマの中だけだと思っていたのに。

--- 理屈じゃない。どうしようもない ---
そういうことがあるのね・・・・

・・・インスssi・・・あなたに会いたい・・・

でも、この思いはあなたに伝えられない・・・・

・・・私にはキョンホssi が・・・・そして・・あなたにも・・・・

切なさがソヨンを襲い、胸を詰まらせた。

~~♪♪~~
インスからのメール着信が鳴った。
画面を見たソヨンは、震える手で声が漏れないように口を押さえると、涙が堰を切ったように流れ出し、呑み込んでいた想いが溢れだしていた。

・・・私・・・どうしたらいいの?・・・
もう・・止まらない・・・

しゃがみ込んで泣き崩れるソヨンの手に“・・・会いたい・・・”と送られてきたメール画面の表示が揺れていた。


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9だけ、抜けてたし・・ごめんなさい

4月の雪 10

2006年11月28日 11時45分25秒 | 創作話

         10 ~待ち合わせ~


ソヨンssi・・・あなたに “会いたい” とメールを送ってから返信が来ない。
今、授業中ですか? 気付いてないんですか?
それとも、こんなメールを送った僕を怒ってるんだろうか。

いつもならすぐに返信が送られてくるのに、待っている時間が恐ろしく長く感じられた。
まるで僕という人物がどういう人間か、烙印の判決を待ってるかのようだ。

仕事をしながら、インスの耳は着信音を聞き逃さないように集中していた。

迷惑だったのか?
自分の気持ちだけしか見えてない男は最低だろうな。
夕方になると、インスは少し自嘲気味になってきていた。

そのとき、待ちに待った着信音をこの耳で捕らえることができた。
あなたからのメールには「会議で遅くなるので、会えません。」とだけあった。
僕はなぜか、今あなたを捕まえないと会えなくなるような焦燥感を覚えた。
このときを逃してはならないと・・・。
頭で考えるよりも心が決断を下していた。


インスssiに送るメールを打つ。
・・指が震える。
気持ちとうらはら・・・・これでいいのよ・・・
・・・さあ、もう行かなくっちゃ・・・。

落ちてくる涙を拭いながら、ソヨンはポケットに携帯をしまい込んだ。
ポケットの中で電話の着信音が鳴った。

「はい、ユン・ソヨンです」

「僕です。会議が終わるまで待ちます、今夜会ってください」

インスssiとは何度も話をしたけど、電話で直接届けられたあなたの声が心臓に響いて、勝つことは出来なかった。

インスssiが待ち合わせに指定してきたのは私の学校から少し離れた所にあるバス停だった。
歩いてバス停に着くと、すぐにインスssiの車が現れたわ。
どこかで見ていたの?と思うくらいに・・。
インスssiが車から降りてドアを開けてくれた。
こんな時間に、夫以外の男性の車に乗るなんて同僚たちに見られたら・・・。

気にしていたらあなたが、「大丈夫。ソヨンssiの周りには誰もいませんでした。こんな夜道だから気になって実はずっと見ていたんです。学校の近くであなたを拾うとソヨンssiが困るでしょう?」
そういって、あなたは守るような微笑を私に与えてくれた。

「どうぞ、乗って」

・・カフェ以来だわ。

「お腹空いてませんか?僕、何も食べずに出てきたから・・。ソヨンssiはもう食べましたか?」
「いいえ・・」と言うと、「じゃあ、おいしいものをご馳走します。」と笑ってあなたはアクセルを踏み、守るように私を学校から遠ざけていった。

著作権についてお知らせ

2006年11月26日 15時31分45秒 | 作品
つい先日、お絵かき仲間が「私たちの作品が売り物になってる!」と教えてくれました。
サイトを覗いてみたら、私を含め、4人の作品が、堂々とスポーツタオルとして売られていて・・・
これには もう~~見てびっくり!!

業者のあまりの無神経さに開いた口がふさがらないと言うか・・
まさかこんな事が自分に降りかかるとは思いもよらず、
今までに考えた事がなかっただけに、どうしたらいいものかと思い、
他の方たちと相談してみました。

結果、私たちがこの業者と関与していないと言うアピールが必要だという事で、
警察に届を出す事になりました。
(代表してHさんが行ってくれます。ありがとうございます)


作品をネットに出した以上は、何処に流れても仕方がないという覚悟はあるけど、
でも、営利目的に使用してもいいなんて事はないと思いませんか?

お金が欲しくてヨンジュニの絵を描くわけじゃない。
好きで、好きで、大好きで、心を込めて彼を描きたい。
この思いを昇華させたい。
描く事で幸せになれたり、時には切なくなったり・・。

そんな私の気持ちもお構いなしに、大切な作品をお金の道具として扱われるのが悲しいよ・・・





ううぅっ~~・・・くそ~~めげずに描いてやるっ~~~!!







【完成】こんな休日はいかが?

2006年11月23日 00時19分48秒 | 作品
脱・新庄、完成しました~~(笑)

この作品は描けど描けどヨンジュニにならず、ただダラダラと時間だけが過ぎていくばかりで・・・
気が付けば、貴方は新庄君・・
変身は解かなくっちゃね

お絵かきさんたちがこぞって描いてるのを見て、焦ったりしたのがいけなかったのかも。
やはり自分のペースで描くのが一番です


しかし、ヨンジュニの殺人的なスケジュール。
心身ともに疲れないかとちょっと心配・・大丈夫なんだろうけど・・

レスリー氏に何か言われて(?)涙したというヨンジュニ。
彼が何を思って涙したのか、それはわからないけど
いつも貴方の側には私たちはいます。

時には寒さを追い払う陽だまりのように、時には微笑を誘う春の風のように、
ずっとずっと貴方の心の側にいるから・・・

だから、たまにはこんな休日はいかが?




~背景の緑が薄かったので、差し替えました~







4月の雪 8

2006年11月19日 09時26分00秒 | 創作話

           

         8 -携帯ー


「ソヨンssi、携帯持ってますか?」

「え?ええ。でも、どうして?」

「どちらかがいない間にスジンやギョンホssiが目を覚ますかもしれない。そのとき、すぐに連絡着けれるようにしたいんです。」

「そうね。インスssi、それがいいと思います。私全然気付かなかったわ!」と言って君が笑った。
この一瞬が僕を幸せにする。
その一瞬だけは何のしがらみもない、ただの男と女になれた気がして・・・・。
僕はあまりにも君を見つめてたんだろうか。・・・ソヨンssiの瞳の色が濃くなった。

ガッチャン!!

君が携帯を落とした。
二人とも拾おうとしゃがんで伸ばしたその手に触れた。
君の髪が僕の頬に触れ、息遣いが聞こえそうなくらい近づいている。
お互い意識してるのが伝わって顔を上げれないでいたが、触れた指先から彼女の手を思わず握り締めてしまった。

二人の視線が交差する。
ソヨンssiの瞳に僕が映っている。

想いが加速していく。
彼女への感情が刻々とふくれあがって、溢れそうになり、口走りそうになる。

「キョンホssiが・・・」
ドキっとした。
「目覚めたら連絡をください」

“わかった。”と僕は携帯を拾って、握っていた君の手のひらにそれを乗せた。

・・・ソヨンssi・・・僕は釘をさされた?・・・

君は僕のこと、どう思ってるんだろう。・・・
やはり許せない相手の夫、と思って僕を見ている?
正直、君がそう思っているって僕は思えない。いや・・・そう思いたいんだ・・。
君に聞きたい事、確かめたい事が色濃くなって、どんどん僕の心を占めていった。


僕がそういう空気をまとっていたのもきっとあったんだろう。
それからすぐに、僕と彼女の事が病院で噂になり始めた。
元々、スジンたちが噂の格好のネタにあったんだから、僕たちが歩いてるだけでもネタにはなっただろう。
彼女とカフェに行く姿を何度か見たらしく、僕の耳にも噂が届いていた。

“あの不倫患者の夫婦同士も不倫じゃないの?信じられないわ!”

気にすることはないと思っていても、“まったくのデマだ”とは言えない確かな自分がいる。
だから正直後ろめたさもあって、カフェには行かなくなってしまった。
君のそばにいられる関係を維持したかったのに・・・・。
だが、これ以上、彼女に気苦労をかけさせたくない。
もう、なるべく二人で一緒に居ることは出来ないのかもしれない。
彼女との繋がりは携帯だけになってしまった。

 

それからは、どちらかが行けない時は二人の状態をメールして教えあうことになった。
ソヨンssiからとわかるように、君だけの着信音も決めた。
メールの遣り取りが始まってから僕が肌身離さず携帯を持ち歩くようになって、キムが不思議がる。

「なんだよ、インス?今時の若い子みたいに携帯が友達か?」

スジンが今だ意識がないのを知ってる彼は、あまり病院のことをあえて聞かなかった。
「まあな…」と僕は苦笑いした。

メールの中で病院以外のことが少しずつ増えてきて、僕の仕事の失敗を笑ったり、君の学校の事や、生徒の悩みまで打ち明けてくれるようになった。
そんなときは君が言って欲しい言葉を、僕は喜んで差し出す。
その度に送られてくる返事に見えない君の笑顔を探している。

僕が送信すると、すぐに君から返信が送られてくる。
そして僕はまた、すぐに返信を送る。

恋に落ちた男の勘だろうか。
君も僕のことを思ってくれている、と思うのは・・・・。
君の言葉の中に、僕と同じものを感じている。

・・・あなたは、僕に惹かれてませんか・・・・
・・・僕に会いたくはないですか・・・・
・・・ソヨンssi・・・僕を、愛してますか・・・・

----あなたから聞きたい----

駆り立てられる気持ちに少し驚きながらも、強く惹かれる勢いが止まらない。
人を好きになるのに理由も時間も要らないことを、32歳の僕は知っている。
その瞬間、理性よりも感情の熱が高まった。
僕はあなたに“・・・会いたい・・・”とメールの送信ボタンを押した。


結婚式インス

2006年11月16日 20時10分47秒 | 作品

PC画の合間に 過去作品を引き出そうっと

これは2人の結婚写真を撮影している時のヨンジュニ♪
インスというより、役に入ろうとする前の顔つきね。

新郎の格好がよく似合ってて私が新婦なら永遠に惚れ続ける旦那様ね

痛っ! 石投げたの 誰?

役の上での結婚写真とはいえ、

手を握り合って寄り添う姿に、

溜め息とぼやきが一緒に出たのは言うまでもないけど

やっぱり羨ましいなぁ・・


4月の雪 7

2006年11月14日 09時14分45秒 | 創作話

  
     7 ~キムと酒と冬のソナタ~

キムが「今夜、どうだ?」といつもの仕草をして見せた。
どうやら僕を気遣ってか、飲んで少しは気分転換しろと言ってるらしいが、何か口実を作っては飲みに行くことを僕は知っているよ、キム。
だが、今夜は僕も少し飲みたい気分だったから、二人でキムの行きつけの店に行くことになった。

 「キム、人を好きになる、愛するってどういうことだと思う?」
一口、焼酎のグラスに口をつけてキムの顔を見ずに僕は聞いた。

「はぁ?そんな事、俺に聞くなよ。結婚してるインスの方がわかるんじゃないのか?俺は彼女もいない。結婚ももちろんしていない。・・何だか、俺って寂しいやつか?」

僕は寂しそうに見えないひょうきんなキムを見て笑った。キムの軽いノリが、今は僕を救ってくれる感じだ。

「誰かが言ってたよな。真剣に人を好きになるのは“孤独”だって」
「孤独?」
「そんな思いをするほどの人に俺は巡り会えてないな・・。きっと、そういう相手は運命の相手だよ」
キムが好物のイカのフェをつまみながら、グラスを空けた。        

運命・・・?  

 

「誰に聞いたんだっけ? あっ、そうだ!前に付き合ってた彼女だ。そうそう、あの頃ドラマで『冬のソナタ』が流行ってさ、彼女が同じ質問を俺にしたんだよ」
「で、キムはなんて答えたの?」

「確か・・・彼女のどこが好きになったとか、ここがいいとか、とにかくいっぱい褒めて好きになった理由を並べたんだ。そしたら、「そうじゃない!!」って怒りだして・・・・」
 「怒ったの?どうして?」

「本当に好きになるのに理由はいらないって言うんだ。でも、それもドラマの中の男の台詞で、そいつが言うとかっこいいのに、俺はかっこ悪いって・・・それで振られた」
 「・・・それは災難だな」
僕はキムに同情したが、可笑しくて声を出して笑っていた。

 「何でペ・ヨンジュンと比較されなきゃいけないんだよ! 勝てるわけないだろ!! 大体、ハンサムな奴がかっこいい男を演じすぎなんだよ!!」
キムはぐいっとグラスを飲み干して、テーブルにどん!っと置いた。

「・・・そういや、インス、お前もいい男だよな」
キムが恨めしそうに僕を睨んだ。

「おい、キム、僕は何も言ってないだろう?」
「はあ~、俺のすべてを受け止めてくれる運命の相手はどこにいるのかな?」

キムはそう言うと、一人でペ・ヨンジュンという俳優について文句を並べ立てて酒の肴にしていた。
“かっこよすぎるんだよ!”  “相手の女優は美人ばかりだぜ!”   “海外までファンが増えてるってTVでやってたのを観たけど、それじゃ困るんだよ。女がみんな持っていかれちまう!” “俺のとこに来ないじゃないか!!”

キムは面白い奴だ。目の前にいない人間を相手に酒が飲めるのか・・・。

「そうだな」
僕は笑いながら、彼の文句に頷いていた。

 「笑うな、インス!!・・ひっく・・お前はかっこいいからわからないよ。もてない男の悲しみは・・ひっく・・・」
「キム、そろそろ飲みすぎじゃないか?」

「スジンssiだって、お前にベタ惚れじゃあないの~?」
「・・・そんなことないよ」
キム、現実はそんなに甘くない・・。


酔いの回ったキムに、明日の仕事に響くからもう帰ろうと言って店を後にした。
キムを一人タクシーに乗せると、発車した車を見送って僕は逆に歩き出した。

--- ベタ惚れじゃあないの~? ---

キム・・・本当にそれほど愛してたら、裏切ることができるかい?
信じてたものが崩れる時の音を聞いたことがあるか。

はあ・・・・ため息混じりに吐いた白い息が、夜の色にゆっくりと馴染んでは消えた。
好きになるのに理由はいらない・・・・か。
キム、そのドラマは正しいことを言ってるよ。それを今、まさに実感している。

彼女に惹かれるのに理由なんてなかった。まして会えないことで寂しさを覚えるなんて・・・
スジンがこんなことにならなくても、どこかで出逢えば同じように彼女に惹かれたと思えるんだ。
そのときは僕がスジンを裏切ることになるんだろう。
そんな風にして出逢う僕たちは、運命の相手なんだろうか・・。

インスは歩いていた足を止めて、夜空を見上げた。
冷たい空気が空にある汚れたものを一掃したように、月と星がこうこうと輝いていた。
インスの吐く白い息はその輝きに届くことはなく、ただゆらゆらと夜の闇に流されていった。


クレア 2

2006年11月12日 01時07分50秒 | 作品
クレアpart2~~
これも数ある中の大好きなポーズです
たくさんのヨンジュニを見てきたけど、この一枚は何か違う気がして印象に残った写真でした。
カメラマンのレスリー・キー氏が新たなヨンジュニの一面を引き出してくれたことに感謝しましょう~~

だけど、だけど~・・・何だかこのヨンジュニのお顔ってちょっと怖い・・・?
描いた自分が悪いんだけど、うっ・・失敗したかなぁ?

ブロコリにUPする前に、ここで寝かせてから考えよ・・

時間差で申し訳ないけど、ピンクをご覧になった方、ごめんなさい~ブルーに差し替えます。



-クレア- 

2006年11月09日 10時46分55秒 | 作品
     CREAのヨンジュニはどれも素敵で、最初の一枚がなかなか決めれない。
     あれもこれも、描きたいものばかりで、困った~
     ページを開いて、燕尾服姿5を見たときの自分の悲鳴ったら・・         

           ヨンジュニが初めて着た燕尾服。
             うん、これにしよう。

     クラシックのイメージや重厚さの中にあって、
     ヨンジュニのこの明るい笑顔
     何だか垢抜けてて、凄くいい。
     まるで年代物の赤ワインを彷彿させるような色香もあって
     だから、パッと赤紫を入れてみた。
     
     
     しかし・・いつもと違うタッチに自分でもかなり戸惑い、
     何度も描き直しだ~~~

     サークルに出しても受けるかちょっと不安だけど、
     旬のものだし、、一日ここで寝かせてから持っていこう~

              ・・・・・・
     今朝、落ち着いてよく見たら・・・あらぁ~~・・・
     ちょこちょこ手直しの必要な箇所を発見。
     訂正して貼りなおし~~    
         しかし、何度見ても足が長い・・・・
     顔の長さを指で測り、そのまま足元へ移動・・・・8頭身は嘘じゃない~

     この顔にこの体。真摯な態度に己への厳しさ。
     こんな男に惚れるなってのが無理。