一陽来復~近藤聡彦のファゴットブログ~

ニューヨーク帰りのファゴット奏者が綴る下関音楽日記

硬さを計る

2017年05月09日 | リード
ドイツから届いたリーズンスタッフ社の硬度計で、早速硬さを計ろう
説明書がペラッと1枚入っていました。上半分ドイツ語の下半分英語。

パパッと読んだら早速計測開始。

ゲージの上のレバーを下げて、計測部分にケーンを挟みます。

挟んだら、ゲージのダイヤルを回して、今の位置を0に合わせます。

合わせたら、右のレバーをグルーッと左まで、

左端まで回すとケーンがギュッとプレスされて、しばらくすると針が止まります。
なんともローテクな感じでしょ?

デジタルの硬度計なら自動で計ってくれるとか、「HARD」「SOFT」って出るとか、
何かもっとハイテク技術で計ってくれるんなら、迷わず買うんですけど、
表示がデジタルっていうだけです

計測し終えたケーンは少し凹んでいます。
市販のケーンも、硬度計で硬さチェックしてあるものには跡が残っていますね。

説明書には「両端を計って平均値を取った方が、より正確に計れます。」
と、書いてあったので、両端を計りました。
柔らかいケーンはしばらく置いとくと、乾燥が進んで少し硬くなる可能性があるので、
数値と日付を書いておきます。
硬いやつは・・・どうしてくれよう

さあ、ここまで読んでくれた皆さんは、
いつ突然ケーンの硬さを計らないといけなくなっても、もう大丈夫

でも、ここまで調べても、人によって音色や吹き心地の好み、シェーパーの幅広さ等が違うので、
使うケーンの硬さには個人差が出ます。

ここからは自分でデータを取って、どの硬さのケーンが良いリードになったかチェックです。
今回手元にあったケーン50枚を計ったら、真ん中辺りの数値に20枚程が集中したので、
試しにカンナをかけてみるつもりです。

さあ、効率化への第1歩

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