Bトレインショーティーの魅力アップのため、またまたメイクアップです。メイクアップしたのは2015 年3月に発売された「Bトレインショーティー 東急電鉄1000系1500番台」。Bトレとしては生産終了していますが、実際の路線では現役として活躍している車両です。
東急1000系の1500番台と言われてもピンとこない人が多いかもしれません。1500番台は東急電鉄の池上線(及び多摩川線)で2014年5月から運行している車両です。元は東横線で日比谷線直通用として使用されていた1000系車両でしたが平成25(2013) 年3月に東横線が副都心線と直通するようになったことにより日比谷線直通が廃止され、その際不要となった1000系を池上線と多摩川線用に改造してもってきたものです。
そんな1500番台のメイクアップポイントはこちら。
- インレタやステッカーで細部をディテールアップ
- クーラーキセを塗装
- パンタグラフを交換
メイクアップをすることで本家Nゲージに負けない容姿を目指します!(笑)
【インレタとステッカー】
メイクアップに使用するインレタやステッカーは以下の通りです。すべてトレジャータウンから販売されているもので賄えます。インレタの貼り方はトレジャータウンが掲載している「インレタの上手な貼り方」を参考にします。
【トレジャータウン】(発売インレタ一覧)
1000系用のインレタ(TTL803-14)には日比谷線直通で使われていた1000系や当初から池上線や多摩川線で運用されていた1000N’系の車番が収録されていますが1500番台の車番は収録されていません。1500番台用の車番は東急新型車標記のインレタ(TTL803-04やTTL803-07)に収録されています。このため1000系用のインレタ(TTL803-14)から使用するのは社章や車番プレートとなります。社章と車番プレートは7200系や8000系と共通のため、少し安価なTTL803-02(7200系標記)やTTL803-05〜06(8000系標記)などでも代用可能です。ちなみに7200系用や8000系用のインレタが安価なのは、プレートのインレタが金属プレートでなく銀箔だからです。転写後の光り方は金属プレートのインレタの方が重みがあります。
【クーラーキセの塗装】
雰囲気をアップするため屋根上のクーラーキセ(カバー)もメイクアップします。Bトレの屋根はクーラーキセまで一体成型のため、Nゲージのように取り外せません。そこでキセ部分のみをマスキング&塗装にてメイクアップします。本来なら屋根全面を塗り直すのが良いのかもしれませんが、失敗すると大変なのでキセ部分だけ塗装することにします。
鉄道模型の制作事例ではクーラーキセはグレー系で塗装しているようですが、実車を見ると白に近い色に思えたのでパールホワイトで塗ってみることにしました。
屋根パーツが結構濃いグレーのため、このままパールホワイトで塗装をすると下地の色に負けてしまいそうな感じがします。そこでまずは白系のプライマーで下地の色を整え、そのあとパールホワイト塗装することにしました。
まずキセ部分だけが露出するように屋根全体をマスキングし、白いプライマーを数回に分けて吹きます。その上から塗装です。塗装も数回に分けて塗りました(プライマーはタミヤのサーフェスプライマー(白)を、また塗装はタミヤスプレーのTS-45パールホワイトを使いました)。
塗装が乾いたら今度はダクト部分をマスキングで囲って今度はつや消し黒でスプレー塗装。これで屋根は完成です!側面のエアダクトの高さがキセごとに異なるなど、少し問題もありましたが、Bトレだからこの程度の出来栄えでよしとしましょう!
【デハ1500形】
五反田、多摩川寄りの先頭車であるデハ1500形のメイクアップポイントは以下。
- コーポレートマーク(TTL803-14)
- 側面車番プレート(TTL803-14)
- 側面車番(TTL803-04、または、TTL803-07)
- エンド標記(TTL803-14)
- ドアコック(TTL856-06B)
- 乗務員室標記(TTL019A)
- ドア注意シール(ドア窓部分)(TTL856-06B)
- 携帯禁止シール(TTL088A)
- 優先席表示(TTL856-44、または、TTL856-06B)
- 前面車番(前面)(TTL803-04、または、TTL803-07)
- 運行番号表示(前面)(TTS341-01)
- 行先表示(前面)(TTS341-01、または、Bトレ付属のステッカー)
- 製造銘板と検査証(妻面)(TTL803-14)
- 側面行先表示(TTS341-01)
前面車番はインレタ(TTL803-04、TTL803-07)です。行先表示と運行番号表示はステッカー(TTS341-01)。
妻面には形式標記と検査証を転写。Bトレではデハ1500形とクハ1700形の外見上の違いはほとんどありませんが、唯一異なるのは貫通扉の有無です。デハ1500形は貫通扉なしです。
目視だと気がつきませんでしたが、撮影して拡大して見てみると形式標記のズレが激しいですね…。
【デハ1600形】
中間車であるデハ1600形はのメイクアップポイントは以下。なお、優先席の設置場所の関係で山側側面と海側側面で窓に貼付されている優先席表示が異なります。
- コーポレートマーク(TTL803-14)
- 車番プレート(TTL803-14)
- 車番(TTL803-04、または、TTL803-07)
- 弱冷房表示(TTL856-06B)
- 車いすマーク(TTL856-06B)
- ドアコック(TTL856-06B)
- エンド標記(TTL803-14)
- ドア注意(ドア窓部分)(TTL856-06B)
- 優先席表示(TTL856-44)
- 検査証と製造銘板(妻面)(TTL803-02)
- 側面行先表示(TTS341-01)
【山側】
蒲田寄りの車端には優先席が設置されていますが、山側は車イススペースのため、窓に優先席表示は貼付されていません。
【海側】
海側は蒲田寄りの窓に優先席表示があります。
【クハ1700形】
蒲田寄りの先頭車であるクハ1700形はのメイクアップポイントはデハ1500形と同じです。
デハ1500形と異なり、クハ1700形は貫通扉があります。貫通扉はBトレに付属のステッカーです。
Bトレとは思えない出来栄え!
Bトレとは思えないそこそこの迫力?
[元サイズ画像(3,264×2,448ピクセル)]
End
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます