あらすじ
本多正信にいじめられた近藤勇が、本多正信を切りつけ、死刑に。土方歳三以下新選組の面々が本多正信に討ち入りする。本多忠勝と沖田総司の一騎打ち等見どころたくさん。乞うご期待。
ぼたもちの隣に紙が折りたたんで落ちていたのだ。拾ってみると、婚姻届に王葵の名前が記載されて判子が押してある。ゴールを狙うな!が心情だった王葵。オウンゴールを狙ってきたな。猫の修一を預けに来てコーヒーを入れてる間に仕掛けてきたんだ。名前を入れて判子を押し修一の首輪に袋に入れてくくりつける。空が晴れた。あいつのキャンプ場からは天の川が見れるだろう? 終わり
電線に雀が鳴いている。アパートの階段を下りる松島信一。一切振り向かないのは社交辞令か?
家でトーストを焼きながら、七夕は夏季キャンプかと王葵のスケジュールをつまらなそうにチェックする。
「相手は夫婦一組じゃないか?」
「儂はなんにも予定なし」
焼きあがったパンにはちみつを塗った。
ローソンコロッケだけ弁当と黒ラベルを一つづつ持ち合いながら、ローソンの前で乾杯。
「完敗」
「完敗」
「阿修羅界だもんなまいったななぁ?」
グビグビいく。
「競馬をやる資金で、政府の金は維持できて、世の中回っているのになぁ」
「ははは」王葵は笑う。
「俺たち教師やサラリーマンが働いて、経済は成り立っているんだ」
「人間界だと?」
コロッケ食いながらグビグビいく。
「私のうち来る?」
「えっ!」
「初めてじゃないでしょ」
「ここじゃ本多正信に聞かれちゃう」
王葵は松島信一の手を引く。
